練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

いけばな小原流展

2007-07-06 | アート
小原流東京支部の花展に行ってきました!

東京支部創立85周年記念
いけばな小原流展
平成19年7月4日(水)~9日(月)
銀座松坂屋7階催事場

いつもとても素敵なお花を見せて下さる東京支部ですが、
今回は特に特別な花展です。
何が?特別?というと、すべての作品に水物を配材してあるのです。

小原流で使う水物といえば、
燕子花、花菖蒲、睡蓮、蓮、河骨、海芋、太藺などです。
一年中手に入るわけではなく、今この季節しか使えません。
花材をそろえるのがまず大変。

そして、その扱いがまたとても大変。
ある種の花材はただ水につけておいたものを生ければいいということはありえません。
生ける直前に茎からポンプで水を送り込み、葉脈にまで水がいきわたる様に養生しておかないと生けることができません。
さまざまな薬剤をつかって水揚げしないといけない花材もあります。

そのように大切に大切に取り扱っていけた花も恐らく二日とは持ちません。
なんとか持たせるにしても花展というシチュエーションの場合は朝、夕と手直しが必要かと思われます。
普通大きな花展では3日で生け変えですが、今回のこの花展では2日ずつ3回の会期に分かれています。

と、いうようなご苦労が伺える大変な花展でしたが、それだけあって素晴らしいものでした。
大きなお花はダイナミックで、小さなお花はまるで完璧なお手本のように。
さまざまな水辺の風景が会場の中に再現されていました。

私の大好きなスモークツリー、木賊、鉄線などもたくさん生けられていて、楽しく拝見して帰ってきました。

もっとたくさんの写真は↓ブックマークの「フリージア別館」にアップします。



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