プレミアム8土門拳の特集について。
土門拳さんの写真は肖像写真が好きでよく見ていましたが、この放送で特集されているのは、かれの古寺巡礼と仏像の写真でした。
室生寺に始まり、室生寺に終わる、と言われている寺院の写真について、その精神哲学にはとても奥深いものがあるのは明らかですが、今回の特集で私が興味を持ったのは土門の撮影テクニックのひとつです。
三十三間堂など、奥行き深く、仏像が整然と並んでいる寺院の撮影の際、土門はフレームの隅から隅まで、全てピントがあった状態で撮影することに執着していたそうなのです。
そういわれて見てみると、たしかに、手前の被写体、実際には何メートルも先にある奥のほうにある被写体、同じようにピントが合っているのです。
このような撮影方法について、土門は「人間の目に映るように写真に撮りたい」と言っていたそうです。
前ボケ、後ボケなど、ピントの合っている部分と合っていない部分があるからこそ、雰囲気のある写真になる、と私などは思うので、この技法に基づいた土門の写真は個人的にはあまり好みではないのですが、その目的を完遂するために彼が用いたテクニックにはおどろきであり、執念を感じさせます。
このような技巧的な背景を知って、作品を見ると、恐らくさらに感慨深かろう、と思い、年末の新聞に土門拳と誰かの写真展の案内が載っていたはず・・・ということまでは覚えているのですが、それがどこで、いつやっているのか、検索してもどうしても出てこなくて、思い出せもしません。
!と思ったらすぐ控えておかないとダメですね・・・。
土門拳さんの写真は肖像写真が好きでよく見ていましたが、この放送で特集されているのは、かれの古寺巡礼と仏像の写真でした。
室生寺に始まり、室生寺に終わる、と言われている寺院の写真について、その精神哲学にはとても奥深いものがあるのは明らかですが、今回の特集で私が興味を持ったのは土門の撮影テクニックのひとつです。
三十三間堂など、奥行き深く、仏像が整然と並んでいる寺院の撮影の際、土門はフレームの隅から隅まで、全てピントがあった状態で撮影することに執着していたそうなのです。
そういわれて見てみると、たしかに、手前の被写体、実際には何メートルも先にある奥のほうにある被写体、同じようにピントが合っているのです。
このような撮影方法について、土門は「人間の目に映るように写真に撮りたい」と言っていたそうです。
前ボケ、後ボケなど、ピントの合っている部分と合っていない部分があるからこそ、雰囲気のある写真になる、と私などは思うので、この技法に基づいた土門の写真は個人的にはあまり好みではないのですが、その目的を完遂するために彼が用いたテクニックにはおどろきであり、執念を感じさせます。
このような技巧的な背景を知って、作品を見ると、恐らくさらに感慨深かろう、と思い、年末の新聞に土門拳と誰かの写真展の案内が載っていたはず・・・ということまでは覚えているのですが、それがどこで、いつやっているのか、検索してもどうしても出てこなくて、思い出せもしません。
!と思ったらすぐ控えておかないとダメですね・・・。