いしいしんじさんってなんかいいですね。
『雪屋のロッスさん』もよかったけど、この『トリツカレ男』もよかった。
最初「トリツカレ」なんてなにかホラーっぽいと思ってしまったけれど、
まったく正反対のものすごくじんわりと心があったかくなる話。
大人が読む寓話というかおとぎ話という感じ。
かと言って押し付けがましいところとかは全然ないです。
ジュゼッペという何にでもすぐ取りつかれて夢中になってしまう男が、
ある日かわいい女の子にトリツカレテしまって、
でも二人にはある障害があって・・・。
みたいな要約するとなんでもない話。
でも、その一場面一場面が素敵です。
短い映画か、長いコマーシャルフィルムを見ているかのような感覚。
表紙の装丁の中にも書き込まれているジュゼッペのセリフ、
それがまるで幸せな呪文のように心の中にじ~んとしみわたって残っています。
『雪屋のロッスさん』もよかったけど、この『トリツカレ男』もよかった。
最初「トリツカレ」なんてなにかホラーっぽいと思ってしまったけれど、
まったく正反対のものすごくじんわりと心があったかくなる話。
大人が読む寓話というかおとぎ話という感じ。
かと言って押し付けがましいところとかは全然ないです。
ジュゼッペという何にでもすぐ取りつかれて夢中になってしまう男が、
ある日かわいい女の子にトリツカレテしまって、
でも二人にはある障害があって・・・。
みたいな要約するとなんでもない話。
でも、その一場面一場面が素敵です。
短い映画か、長いコマーシャルフィルムを見ているかのような感覚。
表紙の装丁の中にも書き込まれているジュゼッペのセリフ、
それがまるで幸せな呪文のように心の中にじ~んとしみわたって残っています。