今回は会期終了する前にアップしないと・・・
「コレクションの新地平 20世紀美術の息吹」
ブリヂストン美術館
2008年2月9日(土)~4月13日(日)
今度の日曜日までの会期です。とてもよかったので、興味のある方は是非行ってみてください。
最近、展覧会が当たり続きで嬉しいです。
ブリヂストン美術館は初めて訪れました。
常設展示の質のよさに定評があるそうです。
確かに充実していました。
絵画は印象派がたくさん、セザンヌ、モネ、ルノワール、シスレー・・・・。
ルオーもピカソもあります。モディリアニもフジタも。
レンブラント、コロー、ミレーなど多彩で挙げるときりがないくらい。
また、彫刻も素敵です。
小さくて可愛いロダン、ヘンリー・ムーアなどが展示されていますが、
感激したのは、初めて見たジャコメッティです。
あのギザギザ、でこぼこで薄っぺらくて細長い人間・・・!
本当に面白いです。いろんな角度から近づいてみることができます。
さて、今回の企画展は20世紀美術と銘打っているように、大半は現代アートという範疇にくくられる作品だと思います。
有名どころでは、クレー、ミロ、カンディンスキー、モンドリアンなど。
現代美術は見ていて何が描いてあるのか分からない、と敬遠する方も多いかと思いますが、私はそこが面白くて大好きです。
何が描かれているのか、見方によって、みる角度によって、また、みる日によって、気持ちによって、毎回違ったものがその中に見てとることができます。
何時間見ていても飽きません。
ただ、(素人の戯言とお聞き下さい)あまりにもシンプル、というか、キャンバスに線が1本引いてあるだけ、とか、きっと作者はいろいろ意図しているのでしょうが、手がかかっていない、手が綺麗でない印象の作品は正直、???と思ってしまうこともあります。
今回はそういった意味でも、手のかかった、手の綺麗な作品が多く、とても見ごたえがありました。
以前偶然名前を知ったアンリ・ミショーの作品に再び出会えたのも嬉しかったです。
(やっぱり人間が踊っているみたいに見える!!)
そして、今回一番のみどころはザオ・ウーキーという中国のアーティストの作品だと、私的には思いました。
彼の名前は初めて知りましたが、その圧倒的なパワー、力強さにしばし作品の前に立ちすくんでしまうほどでした。
そしてさらに素晴らしいのはその色です。
こんなに綺麗な色、意図的に作っているのだとしたら、その感覚、技術はものすごいものではないでしょうか。
絵具をいろいろと調合していて、ある時素晴らしい色ができあがったので、それを永遠に残すためにキャンバスに描く、そんな製作過程を想像してしまいますが、実際のところはどうなんでしょうね??
繰り返しますが、とてもよい展覧会でした。
会場の雰囲気も素敵です。チャンスがあるかたは是非いらして下さい。
「コレクションの新地平 20世紀美術の息吹」
ブリヂストン美術館
2008年2月9日(土)~4月13日(日)
今度の日曜日までの会期です。とてもよかったので、興味のある方は是非行ってみてください。
最近、展覧会が当たり続きで嬉しいです。
ブリヂストン美術館は初めて訪れました。
常設展示の質のよさに定評があるそうです。
確かに充実していました。
絵画は印象派がたくさん、セザンヌ、モネ、ルノワール、シスレー・・・・。
ルオーもピカソもあります。モディリアニもフジタも。
レンブラント、コロー、ミレーなど多彩で挙げるときりがないくらい。
また、彫刻も素敵です。
小さくて可愛いロダン、ヘンリー・ムーアなどが展示されていますが、
感激したのは、初めて見たジャコメッティです。
あのギザギザ、でこぼこで薄っぺらくて細長い人間・・・!
本当に面白いです。いろんな角度から近づいてみることができます。
さて、今回の企画展は20世紀美術と銘打っているように、大半は現代アートという範疇にくくられる作品だと思います。
有名どころでは、クレー、ミロ、カンディンスキー、モンドリアンなど。
現代美術は見ていて何が描いてあるのか分からない、と敬遠する方も多いかと思いますが、私はそこが面白くて大好きです。
何が描かれているのか、見方によって、みる角度によって、また、みる日によって、気持ちによって、毎回違ったものがその中に見てとることができます。
何時間見ていても飽きません。
ただ、(素人の戯言とお聞き下さい)あまりにもシンプル、というか、キャンバスに線が1本引いてあるだけ、とか、きっと作者はいろいろ意図しているのでしょうが、手がかかっていない、手が綺麗でない印象の作品は正直、???と思ってしまうこともあります。
今回はそういった意味でも、手のかかった、手の綺麗な作品が多く、とても見ごたえがありました。
以前偶然名前を知ったアンリ・ミショーの作品に再び出会えたのも嬉しかったです。
(やっぱり人間が踊っているみたいに見える!!)
そして、今回一番のみどころはザオ・ウーキーという中国のアーティストの作品だと、私的には思いました。
彼の名前は初めて知りましたが、その圧倒的なパワー、力強さにしばし作品の前に立ちすくんでしまうほどでした。
そしてさらに素晴らしいのはその色です。
こんなに綺麗な色、意図的に作っているのだとしたら、その感覚、技術はものすごいものではないでしょうか。
絵具をいろいろと調合していて、ある時素晴らしい色ができあがったので、それを永遠に残すためにキャンバスに描く、そんな製作過程を想像してしまいますが、実際のところはどうなんでしょうね??
繰り返しますが、とてもよい展覧会でした。
会場の雰囲気も素敵です。チャンスがあるかたは是非いらして下さい。