練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

『それからはスープのことばかり考えて暮らした』 吉田篤弘

2007-02-13 | 読書
最近、よく知らないで読んだ本が当たりまくっています。
それも、『かもめ食堂』あたりからどうもスローライフ系のお話に縁があるみたいです。

この本を読んでからスープのことが頭から離れません。
なんだかとにかくおなかが空いてきてしまった・・・。

昔、友人が「チャンドラーを読むとバーボンが飲みたくなるし、村上春樹を読むとビールが飲みたくなる」って言ってたことを思い出してしまいました。
この本を読むと無性にスープ系の食べ物が口にしたくなるのです。

味噌汁、夜鳴きそば、スープ、(スープ系じゃないけどサンドイッチ)ちゃんと作るとすごく美味しい、あったまる食べ物が次から次へと描かれているお話。
そしてあったかいスープのように心もあったまるお話。

この本にめぐり合えてよかった、と思える本です。
装丁、挿絵もとっても素敵。
と、思ったら、作者の吉田さんは本の装丁のお仕事もなさっているそうです。
納得。