詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

佳き年を祈って・・・

2012年12月27日 12時52分32秒 | Weblog

 今年も残り少なくなりました。 新年を迎える準備に皆様もお忙しい事と思います。

 今年の1年を振り返り、嬉しいこと、哀しいこと、愉しいこと、歯痒いこと、色々ありましたが、

 一生懸命取り組んだ趣味が少しずつ形となって、私の人生に新たな分野を拓くことが出来た

 事が何より嬉しく、<頑張れば夢は叶う!>事を、身を持って感じる事が出来ました。

 前向きに歩いた道に、多くの良き仲間に巡り合えて、大事な<宝物>になりました。 

 拙いブログの更新の都度、多くの皆さんにお越し頂きまして、感謝の気持ちで一杯です。

 日々自分の心に向き合って、心に触れる詩を詠み、私らしいブログの発信を続けたいと

 思います。今後とも温かく支えて下さいます様、どうか宜しくお願いします。

          

         【冠 句】    振り返る 心の日記積み重ね

 

  27日の新聞記事に、福島の復興を祈り綴った詩を見つけました。

  同じ想いを胸に一杯満たし、一日も早く平穏な日が戻る事を祈って、ご紹介します。

     

           『 想い 』

    遠く海を見つめ あの日に思いを馳せる

    海はうねり 総てをのみ込んだ

    遠く大地を見つめ あの日に思いを馳せる

    大地はのたうち 総てを破壊した

    私のふるさとは そこにあっても そこにない

    海に向かって叫ぶ ふるさとを返して

    大地に向かって叫ぶ ふるさとを戻して

    その声は 空しく響き渦を巻き 彼方へと吸い込まれていく

    嗚呼 ふるさとを離れることを選んだ人々よ

    嗚呼 ふるさとに残ることを選んだ人々よ

    この変わらない景色の中にも 見えない悪魔の手が潜んでいる

    草木や生き物さえ じっと息をひそめる

    ふるさとは もう死んでしまったのか

    枯れることなく頬を伝う涙は 乾いた風に乾くこともない

 

    季節は巡り またやってきた春

    私は海に立ち 遠く空を見上げる

    私は大地に立ち 遠く空を見上げる

    そして蒼く広がる空に問いかける

    あなたはどこに続いていくのか

    あの日の思いを すべてのみ込んだ空は どこまでも

    蒼く広い どこまでも蒼く深い

    もしも この空が未来に繋がるのなら

    私たちの未来も 蒼く澄んでいるに違いない

    ふるさとの未来も蒼く輝いているに違いない

    大きく深呼吸して 私は空を見上げて叫ぶ

    空よ 私の夢を乗せて彼方へと広がれ

    空よ ふるさとの未来を乗せて輝け

    大きく広げ 蒼に浸した手に力が漲る

    心に流れ込んだ蒼は ひたひたと未来への希望を溢れさせる

 

    私は紡ぎ続けるだろう

    未来という縦糸と希望という横糸を

    一枚の美しい布に仕上げるために

 

  何度も何度も読み返しました。 小さな幸せに気づき、いま手の中にある平凡な環境に

  感謝し、今日という一日を大切に、明日という日を問いかけながら、しっかり生きてゆこう!

  と、この力強い詩を、心に深く刻みました。

 

  この1年、拙い私のブログにお立ち寄り下さいまして、本当にありがとうございました。

  皆様がたの佳き新年が、幸せ多い事を、心より祈っています。

  また、来年もどうかよろしくお願い申し上げます。        ( ポエム )

    

      

                    

               私らしく                生きたいと

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8 コメント

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年の瀬の気持ちになれるように、毎年の持ち場を (kenny)
2012-12-28 19:59:03
こんなタイトルでこのコメントを書いています。今朝のニュースで 年末年始をせめて我が家でと 自治体当局が一時帰宅k許可の対応をされたそうですね。インタビューにお答えのおじさんが、2年ぶりの我が家での正月、正月はやはりここでなければ とお答えになっていました。

あの時、仕事をしていた海外の、でももう10年以上も前にお付き合いをしていた方から手紙を頂きました。手紙の宛名住所もYasu-Gunとなっていました。滋賀は殆ど無害でしたが私を覚えてくれての便りです。本当に心配しました。勿論真剣に考え、私でも何か出来る事はないかと行動もしました。

幼い頃と違い感覚的にはなにも変わらず日時が経過してまた年が変わって行きます。それでせっせとお風呂や毎年の我が家での私の持ち場を掃除することで一年の締めくくりを、これも毎年同じことをしています、私の家で。

ところが、今日ポエムさんが引用された新聞記事の、福島の復興を祈り綴った詩を、それを私も何度も読み返して、今朝おじさんのお声、そしてそこにいた方ならではの痛切な思いの詞と合わせ苦難の年末を今年も迎えられる被災者のご苦労を再認識した次第です。

「もしも この空が未来に繋がるのなら 私たちの未来も 蒼く澄んでいるに違いない」

ありがとう、ポエムさん  Kenny
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Kennyさま (ポエム)
2012-12-28 20:53:24
心に残る温かいコメントを頂き感動しています。
Kennyさんのお友達からの<手紙>も宝物ですね。
友人は家族とは違った絆で結ばれて、辛い時も嬉しい時も、その思いを分かち合える不思議な力を持っています。
今年は同じ趣味の喜びを、Kennyさんや仲間の皆さんと分かち合え、大きな喜びを手に出来ました!
頑張って練習し素敵な演奏曲を増やしたいと思います。来年もどうぞ宜しくお願いします。
Kennyさん、ありがとう ポエム
返信する
ありがとう (直樹)
2012-12-29 21:12:35
早いもので後二日で新年です。今年一年の有難う。
そして新しい年、元気で有難うをいっぱい言いたいもの
です。

ありがとう 佳き日佳き年佳き仲間



返信する
直樹さま (ポエム)
2012-12-29 22:36:24
いつもありがとうございます。

<有難う>と<ありがとう>が行き交って、いいですね。
益々感性を磨き、斬新な句が生み出せるよう、頑張っていきましょうね。個性を大切にして、キラッと光る冠句を!
良いお年をお迎えください。
返信する
詩、メモに残しました。感謝 (茲愉有人)
2012-12-30 01:20:08
張り裂けんばかりの想いの込められた詩
の、ご紹介ありがとうございます。
メモさせていただきました。

3.11、それに続くあの瞬間を慟哭の想いで綴られている一方、
そこから、気持ちを切り換え、
新たな未来へ心をむけようとされる
力強い意志を感じます。

一人一人が、自分としての一歩を踏み出すことから始める
そして共に手をつなぎ合う
ことになるのでしょうね。

「私のふるさとは そこにあっても そこにない」

この一行の想いは峻烈です。

「心に流れ込んだ蒼は ひたひたと未来への希望を溢れさせる」

留まり過去に目を向けるだけでなく、
未来を見つめることから始まるのですよね、常に。

「私は紡ぎ続けるだろう
 未来という縦糸と希望という横糸を
 一枚の美しい布に仕上げるために 」

最期のこの三行が好きです。私もそうありたい!

今年もまた、沢山の句を拝見し、惹かれる句を数多くメモさせていただきました。
ありがとうございます。

来年もまた、様々な想いで詠まれた句や歌を拝見させていただこうと思っています。
キラリと光る「詩の雫」にめぐりあえることを楽しみにしています。

冠題と「想い」を読んでいて、ふと浮かんだ言葉(駄句)です。

振り返る 歩む一歩の糧もとめ

佳い新年をお迎えください。
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茲愉有人さま (ポエム)
2012-12-30 10:46:36
いつも素晴らしいコメントを添えて頂き、感謝の気持ちで一杯です。一句一句をに籠めた私の句意を、更に深く見つめて頂いた茲愉有人さんからの講評に、広い視野を感じ学ばせて頂きました。
又新たな気持ちで、原点にある無垢な心を忘れず、短詩文芸を楽しみたいと思います。どうか宜しくお願いします。

「振り返る 歩む一歩の糧もとめ」 
真心のこもった冠句 私へのエールにさせて頂きます。

佳いお年をお迎え下さいます様、祈っています。
返信する
Unknown (花キャベツ)
2012-12-30 19:06:18
平成24年も後1日になってしまいました。
年月の過ぎ去るのは早いものですね。
1年間、無事に過ごせたことに感謝したいですね。

3月11日の災害を福島で身を持って体験された人の心の叫びの「詩」を有り難うございました。何度も読み返しました。

私は紡ぎ続けるだろう
未来という縦糸と希望という横糸を
一枚の美しい布に仕上げるために。

この三行に作者の思いが凝縮されていると思います。

事情は異なりますが来たる年も前向きに生きてゆきたいですね。

1年間素敵なブログを読ませていただき有り難うございました。

良いお年をお迎えください。
返信する
花キャベツさま (ポエム)
2012-12-30 19:59:20
あたたかいコメントをいつも頂き本当に嬉しく思います。
拙い私のブログですが、頑張って続けられる励みにさせて頂き、感謝の気持ちで一杯です。
花キャベツさんのとても素晴らしい川柳や短歌に学ぶ事が一杯あり、毎月楽しみに拝見させて頂いてます。

1年があっという間に過ぎたように感じます。来年もまた頑張って創作を愉しみたいと思います。どうか宜しくお願いします。
佳いお年をお迎えくださいね。ありがとうございます・・・
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