詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

今日が昨日より少しでも・・・

2016年04月19日 14時55分30秒 | Weblog

 大きな災害に、心を痛めています。

 連日の余震に、自然がもたらす牙の恐ろしさを感じ、今も不自由な暮らしを強いられて

 おられる多くの被災者の方々に、一日も早く、安心できる状況になる事を願い、何が今

 一番必要な事かを考え、、、精一杯祈り続けています。

 北斗晶さんのブログからも、教えられる事が一杯あります。 どんな言葉も、それが今、

 良いかどうかが判らない難しさがあるかなと思います。   でも、、、でも、、、

      さ~今日が昨日より少しでもいいから、いい日でありますように・・・

                     北斗さんの心からの祈りです。

 

 

 

                     

 

 先日届いた支部の句誌に、今の気持ちを重ねる冠句も掲載されています。

 

            うしろ影 絆深めて支えねば

            寒波去る 慌てん坊のかわいい芽

               (講評) 寒波が去るといっても、二月、三月はまだまだ寒の戻りが

                     ある季節。あわてん坊の芽が緑を覗かせたがもう引っ込めない。

                    それでも辛夷なんかは先駆けて花を見せてくれる。

            寒波去る 弱気に負けぬ翼欲し

            うしろ影 ほろ酔い笑う亡父をふと

            唇噛んで 本音をポロリ屋台の灯

            無骨な手 エプロン似合わぬ夫だけど

            無骨な手 詩作重ねど道遠く

            皿を染め ひ弱な野菜いとおしく

            墨香る 母の名一字戒名に

            (連冠句)

                    辿る道

             悔い残る 爪を噛む子に痛む胸

             悔い残る 子育てするには若過ぎて

               老いて今 大きな愛を惜しみなく  

                                        (私の掲載句です)     

 

 病気で臥せった時の一句に、夫が台所に立ち、食事を作ってくれたことも詠みました。

 孫たちの成長に目を細めながら、上手く出来なかった子育てを振り返り詠んだ一句、

 今は亡き、父や母を偲び詠んだ一句、、、 中々思うように行かないことも多くある中で

 前向きに頑張れるかわいい芽の一句、、、    それぞれに今の私がいます。

 大好きな趣味を楽しめることが出来る幸せを忘れず、手の中にある平凡な幸に感謝して、

 過ごさねばと、思います。 

 

            今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。 

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