詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

耐えて今・・・

2014年10月11日 15時50分53秒 | Weblog

 清清しい秋の風が心地よく、野道にはコスモスの花が優しく彩っています。

 芸術の秋、文学の秋、音楽の秋、スポーツの秋、、、それぞれの分野で若い気脈や、深い

 感性が満ち、今、体操世界選手権の力漲る選手達の演技に眼を瞠ります。

 生き甲斐とする趣味に熱く燃え、晴れやかな日々を大切に培っている事でしょう。

 

 御嶽山の無残な姿に、連日心を痛め、必死の捜索にもかかわらず、未だに行方不明と

 なって家族の下へ帰宅できない被災者の方々の辛い現実に、胸が痛みます。

 自然災害の牙を見せ付けられた数々に、近付いている大型台風に不安が増しますが

 被害なく過ぎ去ってくれる事を祈っています。

           

 

   各句誌が届いています。

             耐えて今 人の温もりしみじみと

             影ゆれる 在りし日の笑み詩にふかめ

             影ゆれる 光るレールを直走る

             夢いまも リハビリ室で漕ぐペダル

             夢いまも 脈打つ人生いつまでも

             町炎えて サッカーに湧き待つ五輪

             七夕祭 祈る復興短冊に

             思い籠め 真っ赤な夕陽写メールする

             行き戻り 自責の念に日々駆られ

 

             (連冠句)    支えあい

                   音ひびく 孫の泣き声窓越しに

                   音ひびく 子に護られて老う至福

                     支えあい 理想の生活感謝して

 

 

                                 

 

 

            秋の野に 彩を重ねて燃ゆ句心

            道ひとつ 退歩の幕も飾りたく

            一人笑む 四壁を払い丸く生き

            一人笑む ゴールに咲かす鳳仙花

            絵の具皿 自画像ピンと背筋立て

            絵の具皿 老いの至福を遊ばせる

      

 

  投句を済ませ、結果を待つ秋の文学祭や、11月の合唱祭などを控え、充実した日々を

  過ごしています。一つ一つの事にしっかり向き合って、自分なりにベストを尽くす趣味に、

  第二の人生の至福を感じ、万全で無いながら今日の健康に感謝し、上手に折り合って

  過ごしていきたいなぁと願っています。 

 

                いつもお立ち寄りいただき有難うございます。

  

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