<新聞投稿より>
《川 柳》 一歩二歩リハビリ実り足軽く
《川 柳》 家計簿で暮らしのリズム整える
《川 柳》 先生は時には父に母になる
『俳 句』 障子貼るふと懐かしむ影絵かな
【冠 句】 口達者 ままごと遊び苦笑する
【冠 句】 湖澄める 余生にかざす詩の彩
「短 歌」 秋日和に電信柱一つ分距離を伸ばして散歩に行きぬ
☆ 【冠 句】 ペン重く 義理の柵(しがらみ)断ち切れず ☆
( 冠句選者の講評 ↓ を頂いた「地位」の句、私の句想を表現して下さいました)
「世代観が浮き彫りに出て、その分苦しみもわかる。今許せばお返しはきっとあると思う。」
冠句は「2句1章の短詩文芸」です。
出された「冠題」に一つ間を空け、冠題から自分の思い・視野を大きく広げ、心のドラマを
展開する文芸と学びました。一句から響く余情に、”読み手”と”詠み手”との世界が重なり
味わい深い作品が残ると思います。
まだまだ学ぶ事が一杯ある奥深い冠句ですが、私の辿る人生観を私らしく見詰めながら、
巡り合えた<趣味の道>を、大切にしていきたいと思っています。
お立ち寄り下さいました多くの皆様に、感謝の気持ちで一杯です。
文字にできない心の思いを、↑ の写真に寄せました。(拡大できます)
いつも心を寄せていただき、ありがとうございます・・・
身近な営みの一局面がみな作品になる・・・・すごいなあ。
障子貼るふと懐かしむ影絵かな
ふと周囲を見回せば、我が家にはもはや貼り替える障子そのものが一枚もない!
ガラス窓、ドア、板戸、押し入れの襖だけ。
こんなことに・・・、この句を読ませてもらい、改めて気づかされました。
障子、影絵・・・ほんとうに「懐かしいもの」になってしまいました。
ある次元の日本が、もう身辺から消滅してしまっている・・・気づけば、ちょっと寂しい。
「障子貼る」 秋の季語なんですね。
歳時記でこんな句に出会いました。
障子貼って月のなき夜のしづかなり 久保田万太郎
障子貼って湖よりのこゑひびきけり 山口草堂
障子貼るひとりの影をうつすべく 桂 信子
口達者 ままごと遊び苦笑する
ほほえましい情景の中に、はっと反面教師垣間見る。なかなか厳しい句でもありますね。周囲を自然と観察しながら、子供は育って行く。そうなんだなあ・・・・。
短歌を読ませていただき、その余韻から思い浮かんだ言の葉です。
歩一歩あゆむ背にみつ秋日和はらりひらりと銀杏舞う
今日探訪で、膳所の和田神社に立ち寄ったら、銀杏の巨木がみごとでした。
大型書店でも、冠句関連の本を見かけたことがありません。なぜなんでしょう・・・・ちょっと、ふしぎな気がします。
ポエムさん、さすがですね。
冠句と言うのは趣味人でポエムさんの句に出会うまで無知をさらけ出すようですが全く知らなかったのですよ。
ポエムさんの句を読ませていただき冠句と言うのはこういう形式の句でこう作るのだと少しずつ理解できるようになりました。今回のご説明でより理解できるようになりました。有り難うございました。
今回の冠句どの句が入選された句かわかりませんが私は
・ペン重し 義理の柵断ち切れず
この句がいいと思いました。
川柳では
・先生は時には父に母になる
私はこの句が好ね。
・口達者ままごと遊びに苦笑する
こんな句も我々の句会でありましたよ。→ままごとであんたと同じ墓はイヤ
俳句は障子貼りと影絵を組み合わせられたところが良かったのですね。いい句ですね。
、
短歌もポエムさんの思いが伝わってきていいなぁと思いました、体調のあまりよくないポエムさんが運動のために、散歩を日課とされているが長い距離は無理でも天気の良い日には気分もよく、少し距離を伸ばしてみたいという思いではと勝手に解釈しています。
また12月も素晴らしい結果の知らせを待っていますよ。
サークルで学んでいるのは「冠句」だけですが、短歌、川柳、俳句は独学で、新聞投稿を続けています。
本当はきちんと勉強したいのですが、時間が無くて残念でに思いますが、楽しめればいいかなぁと思っています。
茲愉有人さんからの講評、嬉しく読ませて頂きました。
我が家は和室が一間あるので、やんちゃな孫が破ることが多く、毎年お坊さんが見えるお盆と年末には主人と張り替えをします。昔、影絵遊びをしましたね。
冠句の本は、本屋さんにも図書館にも無いですね。
所属結社の先生が出版されたのは手元にありますが、他に自費出版された句誌は頂きました。
京都発祥の冠句、昨年の国民文化祭参加で全国に発信されましたことで、また広がっていくと思います。
和田神社」に行かれましたか。銀杏が見事ですね。
日々のウォーキング、歩き始めは腰痛に負けそうになって、引き返そうかと思いながらも頑張って歩き進むと、途中から大丈夫になってくるのが不思議です。筋力UPがリハビリになっているので、今日も小雨の中、歩きました。
花キャベツさんの月間賞と同じく今年も最後の12月に良い結果が出せればいいのですが、、、投稿をしていると楽しみですね。いつも有難うございます。
これまでに難しいながらも分かるところから詠ませて(私達側かもこの詠むでいいのですか、それとも私からは読むですか)頂き少しずつ慣れてきました。 今日も解説を入れて頂き助かります。
ギターの場ではいつも苦痛をお顔に出さずしっかりと弾いて、そして楽しんでおられます。凄いと思います。でも最初の一句(川柳とありますね)からその表れなんだと喜んでいます。
私にとっては新しい分野、冠句に触れさせて頂きありがとうございます。 Kenny
「詠む」は作句側、「読む」はKennyさん側になります。
冠題を出される主幹、付け句を詠む作者、ともに「詠む」ですね。12月は各句所とも締め切りが早く、今日も午後から頑張って頭を捻っていました。
時々「なんで、こんなにしんどい事をしているんやろ?」と思いますが、、、苦労して自分の気持ちを的確に表せる語彙を見つけられ、句がすーと立ち上がる時の喜びが大きくて、きっと続けられるのかなと・・・
ギターも句創りの気分転換に弾いていますが、爪が割れて思うような音が出なく、(例のフィンガーピックではもっとダメでして)、爽快に楽しめるのは程遠いです。日々、ユーチューブが頼りの曲を、頑張って練習しています。
いつもあったかいコメントを書き込んでくださって嬉しく思います。