詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

支えあい 朝微光

2014年06月13日 14時17分26秒 | Weblog

        <所属結社の6号句誌掲載冠句>

           朝微光 ほのぼのと読むコラム欄

 

        扉を飾った嬉しい1句に、副主幹より頂いた講評です。

            「 朝早いリビングかキッチン、窓越しに淡い陽光がさしこんでいる。家事、

             子育てと毎日が忙しい主婦にとって朝早いこの時間は貴重な自由時間。

             読み進む新聞記事の内、コラム欄の記事が目に留まったのか、丹念に

             読む。そして朝の淡い陽光とともにほのぼのとした気になる。」

 

         朝微光 山越え今日は三分粥

         移ろう世 新鋭医療に仄明り

         移ろう世 一つのエポック彫り込んで

         はぐれ鳩 一匹狼にもなれず

         我が山河 深み重ねて織り成す陽

         支え合い 老いの翳りを叱咤せず

 

 

   去年の暮れ、12月27日のブログに書きました友人の火災事故から半年過ぎました。

   家財一切を消失して、、、今も仮住まいの不便な生活を余儀なくされていますが、再興に向けて

   前向きに頑張っておられます。家族の命が失われることなく、心を一つにしっかり寄せ合って、

   廻りの優しさ、温かい励ましに支えられ、友に笑顔が戻ってきました。

   計り知れない試練に負けないで、疲れが見える姿ながら、力強い気負いが感じられました。

   コーラスの仲間の大拍手に迎えられ、久しぶりの発声も愉しそうに弾んで歌われて、胸が

   じーんと熱くなりました。

   「歌が大好きで、今日ここに来れた事、本当に嬉しく思います。まだまだ大変ですが、頑張って

    過ごします。またよろしくお願いします」 と、涙の混じった挨拶がありました。

 

   今年の秋の「合唱祭」の曲も決まりました。 高嶋みどり 作曲、川崎 洋 作詞  『鳥』

         素敵な歌詞からは、”生きる勇気、希望、祈りに誘われ、

         羽ばたく鳥に、素直な心を戻し、慎ましくなっている自分を見つけ、

         生きる望みを新しくする・・・ そのように歌への思いが聞こえてきます。

  今、正に、友へのエールの歌を、仲間と一緒に歌えることを、本当に嬉しく思います。

  

                       

 

 

   

   母との噛み合わない会話に心を痛め、どうしようも無く気持ちが落ち込み、哀れで切なくて、、、

   日々重苦しい気持ちで過ごしていますが、、、大好きな趣味に気持ちの切り替えをして、

   少しでも落ち着く日が、早く来る事を祈っています。

   老いる難しさを考えて、人生の意味を問いかけて、出ない答えにもどかしさを感じます。

   

 

                         今日もお立ち寄り頂きまして有難うございます。

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