少し前、梅雨最中の観察記録です。
梅雨の合間に訪れた猿倉山森林公園で、植えられたアジサイの花に、何頭ものヨツスジハナカミキリがやってきていました。ヨツスジハナカミキリは、前翅に黒色にと黄褐色の4本の帯があるハナカミキリで、いろいろな花に集まってきます。
《アジサイの花にやってきたヨツスジハナカミキリ 2020/07/13》
《アジサイの花にやってきたヨツスジハナカミキリ 2020/07/13》
《アジサイの花にやってきたヨツスジハナカミキリ 2020/07/13》
※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 7/56 シロテンハナムグリ(夏)
「シロテンハナムグリ(夏)」の副題は「ブドウのように甘ったるいにおいのおしっこ」。町育ちの丸山さんにとって、シロテンハナムグリは一番身近な大きくてかたい野生の甲虫でした。
丸山さんと1/4世紀も年の離れた私にとっても、同じようなものでした。シロテンハナムグリ(シラホシハナムグリとの区別はできていません)をどのように手に入れたかは記憶になく、首のところに糸を結んで、飛ばせて遊んでいた記憶だけが残っています。しばらく飛ばせて遊んでいると、疲れたのか飛ばなくなってしまいますが…。(シロテンハナムグリは、飛び方が特徴的で、前翅を開かなくても後翅を伸ばして羽ばたいて飛ぶことができます。ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/シロテンハナムグリ』参照2020/08/16。)
同じ属のシラホシハナムグリとは、特徴がひじょうに似ていて区別が難しく、頭の形や背面の斑紋で区別できるといわれています。
下の写真は、神通川の河原を歩いているときススキの葉にとまっていたもので、頭の先が「反り返って二山に」なっているように見えたことから、シロテンハナムグリとしました。
《シロテンハナムグリ 2012/06/12 富山市[八尾町]》