やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

カブトムシ♂(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-08-13 07:10:39 | 昆虫類

今年、このあたりのコナラは、真夏になって樹液がほとんど出なくなっていました。かろうじて少し樹液が滲み出た樹に、カブトムシ♂とカナブンがきていました。このカブトムシは、私が今年見かけた唯一のものです。

 帰りに立ち寄ったホームセンターのペットショップでは、カブトムシの♂に800円台の値札がつけられていました。


《コナラの樹液を舐めるカブトムシ♂ 2020/08/06》


《コナラの樹液を舐めるカブトムシ♂ 2020/08/06》


《真夏のコナラ林(下刈りされています) 2020/08/06》

※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 4/56 クワコ(夏)

「クワコ」のサブタイトルは、「-クワコはカイコの近縁。どちらも顔が可愛らしい。-」。私は、カイコもクワコも成虫(蛾)を見たことがありません。丸山さんと違って、蛾は苦手なので、例え見たとしても「可愛らしい」と思えるかどうか…。
カイコの白い繭については、子どもの頃、(どういう状況だったのか覚えていませんが)路地で茹でられていたのを覚えています。
クワコの幼虫は、マイマイガの幼虫が大発生していた利賀村の奥の林道を歩いているとき、道端のヤマグワの葉にいたのを見たのが最初です。独特のポーズをとっています。


《ヤマグワの葉柄に斜めにとまるクワコの終齢幼虫 2014/06/16 南砺市[利賀村]百瀬川》

関連して、クワコやカイコの幼虫がその葉を食べるクワやヤマグワについて。クワやヤマグワの生木を幼虫が食べるカミキリムシがいくつかいます。クワカミキリ、センノカミキリ、トラフカミキリ、キボシカミキリなどです。なかでも、スズメバチやアシナガバチに擬態している例として教科書などに出ていたトラフカミキリは、私が憧れた虫でした。下の写真のクワの老木は、公園の一画に残されていましたが、数年前にタマムシがやってくるエノキの老大木といっしょに伐採されてしまいました。


《クワの幹上のトラフカミキリ 2014/07/21 富山市[婦中町]新町》 

コメント
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