やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ハグロトンボ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2020-08-26 08:56:34 | 昆虫類

お盆を過ぎ、聞こえてくるセミの声はほとんどツクツクボウシです。虫たちの姿もめっきり少なく感じます。

農業用水から公園内に引き込まれている小さな水路のそばの草に、ハグロトンボ♀がとまっていました。この水路は、冬には水がとめられ、毎年溝浚いがされて、水草はありません。ハグロトンボは水面近くの水中植物に産卵するので、ここに産卵に適した水中植物などはありませんが、この♀は水から離れた草の葉に産卵するポーズ?をとっていました。


《小水路のそばの草の葉にとまっていたハグロトンボ♀ 2020/08/22》


《小水路のそばの草の葉で産卵するポーズ?をとっていたハグロトンボ♀ 2020/08/22》

※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 16/56 フタモンアシナガバチ(夏)

「フタモンアシナガバチ」の副題は、「正々堂々と戦いを挑んで遊んだ思い出」。丸山さんが小学校高学年のときには、アシナガバチの仲間が絶好の遊び相手。巣を竹竿で叩いては逃げることを繰り返し、ハチがいなくなった巣をもぎ取って遊ぶ。正面から堂々と戦うことこそ面白さがあったそうだ。
私には、子どものころに、このような遊びをした覚えも、アシナガバチの思い出もありません。
今の家では、テラスの屋根にフタモンアシナガバチやセグロアシナガバチがときどき巣をかけますが、家族が刺されるといやなので、これまでは初期に取り除いていました。今年は、少し考えを変え、庭の野菜や草花につく虫をとってくれるフタモンアシナガバチの巣を撤去しないで様子を見ることにしました。下の写真が、女王バチ1頭で作り始めたばかりの巣です。この巣は、順調に大きくなり、2020/08/23朝の写真には、♂も写っていました。 


《テラスの屋根の裏側に営巣し始めたフタモンアシナガバチ 2020/06/08 富山市》


《大きくなり、♂も現れたフタモンアシナガバチの巣 2020/08/23 富山市》

このフタモンアシナガバチの巣が、この日の夕方、大きな悲劇に見舞われるのですが、詳細はこのブログで紹介します。

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