久しぶりに呉羽少年自然の家から城山にかけて、汗をかきながら2時間ほど散歩しました。
急登の山道のそばに、ニイニイゼミの「セミの塔」と思われるものがありました。
「セミの塔」については、次のように説明されています。「終齢に達して羽化が近くなると、老熟幼虫は地上近くまで移動し、薄い土層の天井をもった部屋でくらすようになる。中には、ツクツクボウシのように、孔道の土を脱出孔の上に積み上げて、いわゆるセミの塔をつくる種もある。待機している孔の中で、薄い天井から外部の情報をたえずキャッチし、適当な条件になれば孔を脱出して地上に出る。そして木の幹をはい上がり、好みの場所に静止して羽化する。」(『セミの自然誌』)
北陸地方は6月21日に梅雨入りが宣言されましたので、ニイニイゼミが鳴きだす日も近そうです。
《山道のそばにあったニイニイゼミの「セミの塔」 2017/06/20》
《「セミの塔」を取り除くと現れた孔道(赤矢印) 2017/06/20》