夕方、犬と散歩のついでに北陸自動車道と立体交差する道路のトンネルをのぞくと、壁に大きな影がとまっていました。近寄って見ると、茶色のスズメガの仲間です。このとき、あいにくカメラを持っていなかったので、出直して写しました。
撮った写真をウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』のスズメガ科の成虫縮小画像と較べていくと、ブドウスズメでした(胸部背面にある尖った山型の紋が特徴)。現場では気づかなかったのですが、蛾の腹端あたりに薄緑色のものが写っています。卵を産み付けていたのです。
翌朝6時ころ確認にいくと、成虫は見当たらず、卵が4個(3個+1個)だけ壁面に産み付けられていました。
ブドウスズメの幼虫の食餌植物は、ブドウ科のヤブカラシやブドウ、ノブドウ、エビヅル、ツタなどです。
《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ 2022/06/03》
《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ 2022/06/03》
《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ 2022/06/03》
《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ(卵を産み付けています) 2022/06/03》
《翌朝、壁面に産み付けられていたブドウスズメの卵 2022/06/04》
《翌朝、壁面に産み付けられていたブドウスズメの卵 2022/06/04》
過去にブドウスズメについてこのブログで紹介していないかと探したところ、2020/06/14付けのブログ「ブドウスズメ(幼虫)(富山市太田南町)」で、北陸自動車道のフェンスにからんだノブドウの葉を食べている幼虫を紹介していました。
《フェンスにからまったノブドウの葉を食べていたブドウスズメ 2020/06/12》
この日、昼間は雷注意報が出された不安定な天気。夕方、犬と散歩に出かけると、立山連峰を巨大な積雲がすっぽりと覆っていました。
雲の名前はなかなか分かりませんが、雲が好きで、いつも空の雲に眼がいってしまします。
《巨大な積雲に覆われた立山連峰 2022/06/03》