静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

晩節を汚すな ジョー・バイデン

2024-07-12 22:03:54 | 時評
★ <Tarnish One's Twilight Years> と英語ではいう。普通「汚す」とされる失態は汚職・収賄あるいは下半身がらみの不祥事が多い。これは国を問わず古今東西絶え間ない。
  日本では宇野首相の芸妓スキャンダル、猪瀬都知事の徳洲会政治資金ほか、枚挙にいとまがない。辞任に追い込まれる際、周囲も本人も観念させるのが【晩節を汚さず】の格言だ。
  アメリカにも恐らく此の格言<Tarnish One's Twilight Years> は活きているだろうから、そのうち引用する人も現れるだろう。

★ ジョー・バイデン大統領は明らかに老耄がひどくなり、認知症の症状を隠し切れなくなった。ところが本人はそれを無視・否定し、周囲の意見に耳を貸す素直さを既に失っている。
  耳を貸さなくなった事が正常な判断能力を失いかけている証拠であり、もう意固地になっているのだろう。
  不道徳スキャンダルや金銭がらみではなく、職務遂行能力を疑われての立候補辞退要請というのは文字通り前代未聞。はしなくも高齢化社会ならではの珍事となってしまった。
  
☆ 無論、公の輝かしい業績とは無縁な私のような市民にも老耄を諫める意味で、此の格言は有益である。 バイデン氏を他山の石とし、著名人だけに向けられる言葉ではないことを嚙みしめたい
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