静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 10/31:衆議院議員選挙の投票に際して考えるポイント ≫  国民を舐め切った自民党政権の国会軽視を辞めさせるには?  自公の議席を減らし勝手放題させない。これだけ

2021-10-25 14:59:24 | 時評
◆ 安倍・菅・岸田と続いた3内閣の9年は、田中均氏が名付けた≪3S政治≫に尽きる。3S=≪しない・説得しない・責任をとらない≫首相筆頭に、これら3内閣が貫いてきた姿勢のこと。

 3S⇒(都合が悪い時は野党が要求しても国会を開かない)(国会審議でも質問に正面から答えずはぐらかし、ノラリクラリ。時間切れを待つ)
     (閣僚または高位の官僚が犯した過ちには口先で謝罪するが、任命責任&結果責任どちらも取らずに逃げる)・・・・← 皆さんが日々見聞きしてきた風景ですね?

 言うまでもなく、私人の間で、あるいはビジネスの世界なら3S姿勢は通用しない。人間として当たり前の良識を欠く輩は信用など得られず、爪弾きになるだけ。
 

 【Q】 じゃ、なぜ国の政治の場では3Sが9年も続けられたのか? どうして9年もの長い間、罷り通った? 一般社会の常識では、ありえない筈でしょ!
 【A】 なに、有権者が自公の候補者を国会へ送ったからさ。議席さえとれば良識もへったくれも無し!そういう連中に多数を占めさせたのだ、参議院含め、何回も選挙はあったのに繰り返された。
 【Q】 何故そんな良識も良心も欠けた候補者でも選挙では勝てるの? 有権者の眼が曇ってるから? 代々のしがらみや、便宜を図ってくれる人を勝たせて、見返りが欲しいから?
 【A】 そう!有権者自身が責められるポイントは確かにある。一方で、選挙制度そのものに問題がある、と国会議員自身がどこまで真剣にエゴを離れて議論したか?ここも大問題だ。

 【Q】 今の選挙制度のもつ問題とは、例えば?
 【A】 まず、個人及び政党の得票率が高くても議席に反映されない選挙区が多い。比例代表が其の是正にはならず、選挙区で落ちた候補の救済策にすり替わった。また、小選挙区制で良いのか?
     これは明治以来の47都道府県と選挙区が共に時代遅れとなり、人口分布とも対応してないのに、変えようとしない。何故なら「道州制論議」で議席を失いたくない、その身勝手さだ。
 【Q】 それは現在の野党も含めて議論不足だね。確かに、民意をどこまで正しく選挙結果が反映してるのか? 有権者自身も真剣に考えたか? 考えたとは言えないな。

 【A】 そう、90年代からのマル30年、経済停滞にばかり国民の眼が向き、国家全体の事を考える余裕を失った。だが、本来はそれを考えるべき国会議員まで「明日のメシ」だけで手一杯だ。
     世界は激しく、速く変化してるのに日本は国家戦略を考える政治家を持たなかったので、大きく足踏みし、取り残されつつある。それは自虐でも何でもない、不都合な真実なんだよ。

 【Q】 今月末の選挙で、有権者は、どうすれば此の3Sと停滞から抜け出す道筋を創り出せるのかな?
 【A】 まず第一に、国会を舐め切ってきた自民党に国民の代表である野党と正面から向き合わせること。今の代議制システムでは、与野党の議席数が拮抗・接近しないと政府の好き放題を
     やめさせられないので、それしか有権者が取れる実際の手段は無いね。幾ら正しいこと/良心に響く主張を野党がしても、聞く耳もたぬ相手が今後も政権党なら「暖簾に腕押し」に終わる。
     国会で不毛な「暖簾に腕押し」を今後も日本が繰り返すなら、益々、何事も変わらず、世界から取り残され・落ちぶれるだけ。そこを有権者自身が気付かないと、自業自得になるよ。
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≪ 一人の女性である眞子の幸せを願い、人権を大切にしたいと思います ≫ ・・・・秋篠宮殿下自身が 一人の父として発言すれば?  娘へ最高のはなむけでは?

2021-10-25 08:28:28 | トーク・ネットTalk Net
〇「皇室の予定調和が崩れた?」 眞子さまと小室さんへの中傷を読み解く 碓井真史・新潟青陵大大学院教授(社会心理学) <要旨転載>
・・これほどまでに「世間が怒った」のはなぜでしょうか。
 【1】戦後、日本国の「象徴」に位置づけられた天皇、そのご一家はやはり特別な存在です。上皇、上皇后両陛下、天皇、皇后雅子さまの立ち居振る舞いは優雅で、祭典ではみやびな衣装にも注目が
  集まります。畏怖(いふ)や親愛、尊敬の念で見守っている国民が多いでしょう。小室さん側の問題は、その皇室のイメージを崩されてしまうと多くの国民が恐れたのではないでしょうか。

   
  父親の秋篠宮さまは「憲法は結婚を『両性の合意のみに基づく』」と発言されました。ですが、皇室一家であるが故に進学や職業の選択、プライバシーなどには事実上の制限があったでしょう。
  幼少期にクラシック音楽に親しまれる姿が公開されることがあっても、パンクロックを楽しむ姿は見たことがありません。職業だって「大阪で芸人を目指す」というような選択肢はなかったはずです。
  国民が、皇室にイメージする「予定調和」の世界
があり、良くも悪くも守られてきたように感じます。小室さんとの結婚はその世界観が変わってしまうという不安や恐怖があり、批判が
  渦巻いたのではないでしょうか。

・・小室さんは帰国した際の長髪や態度などにも注目が集まりました。
 【2】小室さんは、常に堂々としているように見えますね。長髪やポケットに手を入れて歩くような態度からは「怒り」も感じます。小室さんには自身の人生にしても、結婚問題にしても
 「自分は間違っていない」という強い意思があるのでしょう。
そのような態度に、ネット上は反応して「眞子さまの相手にふさわしくない」と批判がぶり返してしまっているのでしょうね。
   小室さんと結婚し、新しい家族としっかりとしたリアルな関係を築くのは、苦しまれている状況から救われるための一つの方法かもしれません。
  婚約会見から4年。一人の女性である眞子さまの幸せを願い、人権を大切にしたいと思います。
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 この記事では、上に引いた要旨の他、ネット上での誹謗中傷をめぐる一般論が書かれているが、割愛する。重要なポイントと私が感じるのは<戦後作られた皇室イメージと天皇制支持の相関関係>だ。

 現行憲法の公布施行で敗戦後の天皇&皇室イメージは、碓井氏が描写する≪上皇、上皇后両陛下、天皇、皇后雅子さまの立ち居振る舞いは優雅で、祭典ではみやびな衣装にも注目が集まります。
 畏怖や親愛、尊敬の念で見守っている≫になった。これは昭和天皇時代を子供として見てきた平成天皇夫妻(現・上皇夫妻)の編み出したモノ。この指摘は正しいし、実際、皇室を取り扱う報道や
 記事の盛況ぶりがイメージ創出の成功を裏付けている。ここに私は難を申すのではない。国民の大多数が素朴に皇室イメージを慈しむなら、それもデモクラシー(=大衆による支配)である。

 碓井氏が最後に書いている通り(婚約会見から4年。一人の女性である眞子さまの幸せを願い、人権を大切にしたいと思います)・・・若し、此の言葉が当人または秋篠宮殿下の口から発せられたら?
 総秋篠宮殿下が父親として、そう発言するのは無論、政治行為ではない。全く個人的な想いである。単に無責任な中傷を止める効果だけでなく、皇室内に生きる人も同じひとりの人間だ、
 とのメッセージとなり、国民と皇室の距離をもっと近しいものにするのではなかろうか? その言葉は、皇室の外へ勇気をもって出てゆく娘への最高のはなむけではないのか?

★ いやいや<予定調和の世界イメージ>から踏み外されると困る復古勢力が居て、言わせない雰囲気を醸し出して来た? 多分、図星だろう。それは「天皇は男系に限る」と固執する同じ連中だ。
 
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