水子供養と アセンションに向けての意識改革ブログ

命の大切さとともに
ライトボディのことや
意識改革 霊的なことについて
かなりディープな内容になります

二百まで

2019-06-21 10:01:40 | 

二百まで

「京子お姉ちゃんとパパがいないと
なんだか暗いね」

夕食のときに圭吾が言った言葉に
わたしはうろたえました

お客様が帰って
いつもの我が家
早くしなさいと急かした夕食

傷つきながら
その通りかもねと
謙虚に受け止めようと思ったとき
いきなり圭吾が言いました

「お母さん
二百歳まで生きてね」

こんなママでもいいのかな
怒った顔でご飯食べてるママでも
いいのかな

口々に
二百歳まで生きてねという子供たちに
背中を撫でてもらってるような
そんな気持ちになりました

「ああ。いいよ!!
二百まで生きるよ」と
男らしく応えるわたしがいて

時間が限られていることも
知りました・・・

未来に行くことも出来ない
過去に生きることも出来ない
今しかない
今も過ぎ去ります

叱ってばかりのママです
でも
自分が死ぬまで
一緒にいて欲しいと
無条件で言ってくれた

日々
無条件の愛を
目の前で見せてもらっています

花が咲いたよ
摘んできたよ
学校からお野菜とってきたよ
美味しい?ママ
綺麗でしょ?ママ
ママ大好き

あなたがたの愛に
半分も応えられてないかもしれないね

せめて

二百まで生きるよ
大きな手と
枯れた手になるかもしれない
でも
最後まで
しっかり握ろう

二百まで・・・ 
                          

 

 ****************************************************************

 

沢山ある子育ての醍醐味の一つは、「歳の差が山ほどある人から、無条件の愛をもらえる」

ということです。

 

向こうは、こちらの気持ちや大変さは、わかりません。

でも、小さなその人たちは、いつでも均一な目でわたしを真直ぐ見つめ、

いつ「お母さんのこと好き?」と聞いたとしても、「好き。」と答える、そんな人たちです。

今でもそう言ってくれます。

 

わたしは、200歳という歳を持っていれば、子供たちと最後までいられると思いました。

 

でも、そんな子供たちは、大学生の歳になり、次の自分のステージに思いを馳せています。

お母さんは大切な人。唯一の人。だけど好きな人が欲しい。自分だけの愛する対象、早く出てこないかな・・。

母は、それが喜びでもあり、肩の荷が下りたような気持ちでもいます。

 

何より、こういう詩を書かせてくれた彼らに感謝です。

 

拙い詩ですが、子供を持つ日々の風景を想像してもらいたく、

子供のいる未来を楽しみにしてもらいたく、

しばらく載せていきますので、立ち寄っていただければ光栄です。

 

読んでくれて、有難うございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


嘘が真実になる

2017-01-24 09:23:02 | 
嘘が真実になる




病院のお茶飲み場


車椅子の父の横に 母が座る

父の優しい顔が 穏やかに母を見つめる


「ようちゃん 会社のことは

心配しなくていいよ。

きっと、うまく、いくからね。

そのままで・・・」


木綿布巾に水がゆっくり染み込むように

母は 父の顔を見て

しっかりとうなづいた


会社はもう なくて

父は 今も 母とこの社会を走っていると思っている


一時的な記憶の混乱


でも

母は そんな父の気持ちを

ゆっくり しっかりと

優しく受け止めて


その時

嘘というものが 真実になった


それでいい


それで あなたの心が

今日も穏やかで 平和であれば


母は

どんな父の空想も


大きな光で

真実にするだろう


死ぬまでずっと

消えない 優しい優しい


みんなの 日常の中で


小さい虫にお母さん

2015-07-26 15:25:48 | 
小さい虫にお母さん


学識が無いため
小さい虫の名前がわからないのです


主人が庭から積んできたバジルの穂に
緑の小さな虫がついてきました

こっちに行こうか
あっちに行こうか・・・

パニックになり
まな板の近くで
とつおいつしている姿に
迷い込んじゃったねと同情します


なにも考えず
人差し指でつぶしていた昔
水に流していた昔


大きな優しい目が
わたしたちをいつも包んでくれているように

この子にも
同じ目が まなざしが

注がれているのです


その お母さんのためにも
この子を庭に帰しましょう



そう



同じ目なのです
同じまなざしなのです

どのような生き物であっても

注がれるまなざしは
平等であり

愛に満ちているのを知ると・・


不思議な気持ちになります

一緒に生きようねって
思うのです


林間学校にて

2015-06-02 09:19:19 | 
林間学校にて

林間学校に行っている娘がいない家の中
お夕飯を片付けながら

そういえば 後から帰ってくるあの子のために
何かすることあったかな

などと
感覚的にふと思ったりします

明日帰る日だというのに

どこかで
なんか
今日あえる気がするなんて
思えるのは

電線を無視して
光よりも早く

あの子のピンクの華やかな声と
わたしの低い ゆったりした声が

胸のどこかで
ツリンツリン鳴り響いているから

つまびくわたしの心が
寂しいなんて言えなくて
うつむいているので

早く帰ってきてくださいね




優しい存在

2015-05-11 11:43:42 | 
優しい存在

庭に生えている草たちを
抜く毎日です

出来たら
みんな抜かずに
一緒に暮らせればいいのですが

この星特有の
「景観」という意識が
草を抜くということを余儀なくさせています

ハルジオン
クローバー
ピンと出た強い
名前の知らない誰かを
黙々と抜いていくとき

わたしの心の中で
小さいわたしが言います

どうしてクローバーを抜くのに
花が咲いている隣の草は抜かないの?

そうだね・・
みんな同じなのにね

でも
根っこから抜かれるクローバーが言うんです

いいのいいの。
気にしないで。

その心の大きさに
ちょっと挫けそうになるのです

共存という言葉で精一杯
人間が生かしているものなんて
何一つないのではないでしょうか

わたしのくだんの
思い上がった心を
諌めもせず
手の中でクローバーが
白く光りながら
微笑んでいました


不思議を不思議のままで

2015-04-12 09:16:22 | 
誕生日

偶然 用事があって
自分の誕生日の日に実家に行った

テーブルを真ん中に
今日はなんと!お誕生日ですなあ!と
母が言い 父も満面の笑み

わたしを見つめる四つの目に
涙が浮かんでいた

わたしは改めて
産んでくれた二人に お礼を言う

命の不思議
命の素敵
言い表せない 魔法のような
穏やかな祝福の風

わたしが今 生きていることに喜んでくれた父母
今 父母が生きていることに感謝するわたし
すごく大きな力が働いて
ここまで無事に運んでくれた奇跡のような愛

人の命は 本当に宝物
歳を重ねるにつれ
大事な人の命と 自分の命
重さに変わりが無いことに気付く

失うときは
もがれるように痛いのでしょう

その痛さを想像するより
今 連動している鼓動を感じたい
不思議を 不思議のままで
素直に ずっと見つめていたい

                    平成二十七年四月十二日
      

詩 最後の子のお洋服

2015-04-10 10:07:43 | 
最後の子のお洋服

最後の子のお洋服は
小さくなったらもう
あげる人がいなければ もう
ゴミの日に出してしまうのです

どんどん大きくなる子供達
小さくなる洋服たち
それが時の流れで
それがとっても嬉しいことです

大人になることは
嬉しくもあり
頼もしくもあるけれど
あの時のあの子は
もういない

今更なに言ってんのと
かみさまが微笑みます

でも
まあるい目や
小さな手や
柔らかい頬や
可愛い声のあの子とは
もう会えないのかなと思うと・・

その服を
ずっと抱きしめていたくなるのです

お菓子の匂いのするお口も
急に抱きつくキュッとする力も
耳元でささやく声も
大好きだったんだって
今更気付く ちょっと寒い
春の朝です・・・

          平成二十七年四月十日


遊びに来てね☆.。.:*・
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桜の花びら

2015-04-01 10:01:58 | 
桜の思い出

桜の花びらが風に舞い
吹雪いて道路の隅っこに溜まる

子供達が連れて行ってくれと

桜の花びらを沢山集めたいと

ビニール袋にパンパンにつめて
ほくほくしながら帰った春の夕暮れ


あれから2年
誰もそれを言わなくなった


そのことが今
わたしの胸をくすぐる・・


ちょっと前のことなのに
もう二度とないということ


今の当たり前にしていることも
何年かしたら消えてしまうということ


ぬくもりも
話す言葉も
全部

とどめておけたらいいのにな


あの無邪気な笑顔も
優しい言葉たちも

小さな手のひら
ぶつかってくる小さな体を
受け止めた時のあったかさも


直線を引くように
消えていく


でも桜は

約束したかのように
来年も咲くだろう

桜が咲くから
春が来る

変わらないことも愛

老いていくことも
時間が止まらないことも

愛なんだね

できない

2015-03-31 07:32:56 | 
できない

あなたが会社に泊まることになり
ベッドの隣が空白

夜中に目を覚まし
大の字で伸びをしようとしたけれど
できない

あなたの場所まで
手足は伸ばせない

この場所は

大切にしたい


会社の狭いソファで
何時に寝たんだろう
ワックスのついた頭で
お風呂も入れずに


この場所は
あなたの大切な寝床だから
あなたがいなくても
あなたがいる場所だから

大切にとっておくね


夜明け前

2015-03-30 07:04:29 | 
夜明け前


夜明け前が一番暗いと
本にも書いてあったし
人からも聞いた

最後のページを閉じようと
暗闇が迫るとき

神様は決して
ページを全部閉じるということはせず
ほの赤い愛が
最後のページを照らす

あなたが死なない限り
自分でページを閉じない限り
赤は優しい光となって
清んだ空気とともに
夜明けが来る

今日も愛しい仲間達が
元気で目を覚ます
感謝とともに
チャンスの一日が
また はじまった


            平成二十年十月

誰もいない部屋で

2015-03-29 15:37:14 | 
誰もいない部屋で

みんなお出かけして
わたし一人
静かにパソコンを打ちます

今のわたしがそうであるように
子供たちも
一人で生きてゆける日が
必ず来るのです

でもこのまま
夜も
明日の朝も
子供たちが
帰ってこなかったら・・
わたしはどうやって
生きていくのかな

やじろべえのバランスの片手には
三人の子供が
同じ重さで
乗っているのです

重たい時もある
ほおり投げたい時もある
やじろべえを辞めたい時も・・

でも
誰もいない部屋で
わたしは生きていけない

握ったら
ほら・・あったかい
やじろべえが泣き虫でも
片手の子供たちは
いつでもあったかい
綺麗な目で
やじろべえを見つめています
だから
なきべそのやじろべえ
また笑って・・
みんなの帰りを待つのです
(平成二十年六月)

散りばめられたダイヤモンドの上を

2015-03-26 09:22:35 | 
散りばめられたダイヤモンドの上を

もし
貴方が今日
喧嘩したあの部署のあいつが
大昔に
空き地の土管の上で笑いあった
あの子だったら

もし
いつも宅急便を運んでくる
笑顔のお兄さんが
大昔の 貴方の従兄弟だったら

もし
いつも喧嘩する弟が
大昔に
早死した あなたのお姉さんだったら

もし
バイト先で
いつも貴方に意地悪ばかりしてくる上司が
大昔の恋敵だったら
オマケで貴方が奪っていたとしたら・・・


私たちはいつも
永遠も
ダイヤモンドが散りばめられた
ちょっとゴツい砂浜を

好きに歩いている

好きで歩いている

                  平成二十七年三月二十六日

あなたがお里に帰ってから

2015-03-21 10:13:44 | 
あなたがお里に帰ってから

あなたがお里に帰ってから
どれくらいの年月が経ったことでしょう
わたしは 元気に暮らしていますよ

あなたがまだ若い頃
わたしは産声をあげてあなたに抱かれていました
髪を結んでもらったことも 昨日のように覚えています
何日もお風呂に入るの嫌がったから フケもあったことでしょう
そんなわたしの髪を 愛おしそうに編んでくれました

おばあちゃん
わたしも四〇歳を越えて
あなたと少し対等に話せるようになりました
今だったら
あなたに沢山のことを聞いて欲しいのです
子供のこと
自分の身体のこと
旦那さんがどういう人なのかとか
日々のどうでもいいお話を
こんなこと言ったら おばあちゃん疲れてしまうかな なんて
全然思わずに
勝手に口を尖らせて
勝手なことを言って 昔と同じあどけない顔をして・・

いちいちあなたに報告して
あなたはきっと
どんな話でも
笑いながらうなづいて・・

そうかよ そうかよと
面白そうに聞いてくれるよね

時は残酷で
ちぎりながら フワッとあなたを持っていった
そんなことを書いているわたしに
ここにいるさねーって
また笑いながら
あなたがうなづいているのを
肩ごしに柔らかく感じながら
でも わたしは涙をそのままに
この詩を
あなたに贈ろうと思っています・・・

               平成二十七年三月二十一日

手の中の宝物

2015-03-16 09:26:07 | 
手の中の宝物

中に土がこびりついた
赤い何かのキャップを握りしめ
ゆきおくんが
ママのもとに走って来ました

「ママ!これあげる!」

ママは、赤いキャップをポケットにしまいました

小さな泥つきの塊を
けいごくんが
庭から拾ってきました

「ママ!サトイモが生った!」

大事件の嬉しい声と
手の中に
小さな小さなサトイモ

どちらも
嬉しい体温で
あったかいのです

幼いから
小さなものに執着するのではなく
ピュアだから
小さなものに心を動かされる
そんなあなたたちの生き方に
ママも学ばされる毎日です

ママの手の中の宝物は
一生変わらない
ママより大きくなっても
手の中に入らなくなっても
ママが天に召されても
ママの手の中には
可愛いあなたたちが
いつまでも
いつまでも
笑って
サトイモやら
キャップを握り締めている

時間は正直だけど
心はもっと
普遍的なんだよね・・・

          (平成二十年十一月)

子リス

2015-03-01 08:44:06 | 
子リス

圭吾は子リス
くりっとした目に
細い体に
いっぱいの細かい気持ちに
きっといつも
体がフルフルしてる

遠い陸橋の階段の上から
買い物帰りのママを見つけたとき
お友達が歩いてるのに
パタっと立ち止まって
こっちを見てる仕草

ママがお出かけするのに
道まで見送ってくれて
角を曲がるまで手を振って
いたずらに
ママがまた顔を出したとき
あなたもピョコッと出てきて
ママはびっくりしたのと

胸が熱くなったのと・・・

あなたの
陽炎のように
体から消えていく仕草を
ママは 忘れません


       (平成二十年六月)