その聖者が「どうか私を助けてください」と頼んで来ました。実はその時、私はお金を持っていませんでした。濡れた服に入っていたからです。そこでアンソニーに少しお金を上げるように言いました。
するとその聖者は急に怒鳴り始めました。「君の手から貰わないと駄目なんだ。運転手ではダメだ」「何ですか。助けが欲しいのでしょう。私が助けるのと運転手が助けるのと、どう違うのですか？」
「駄目だ。君がくれるなら受け取る。でなければいらない」私はその日、少し妙な気分だったので、こう言いました。「アンソニー、行こう」お金を上げる必要ない」私は車を動かし、ハイダラーバードに向かいました。すると森の中でトラックがぶつかってきたのです。
そこに先ほどの聖者がバスで通りかかって来ました。バスが止まり、聖者は私たちを見て、バスから降りてきました。「分かるだろう。こういうことが起こらざるを得なかった。どんな時でも絶対に、エゴを出してはならない。君は私に最高でどれだけくれていた？
１００ルピーかい？それだけだろう。君に教訓を与えるため、ちょっとエネルギーを放ったんだよ」私は暫く何も言えませんでした。そしてやっと口を開くと、こう言いました。「あなたの優しさに心から感謝します。本当に有難う御座いました。壊れたのは車だけで、私自身は何ともありませんでした」
「私が何をくれるように要求しても、君はその１０００倍支払わなければならなかった。もう済んだことだが」聖者はそう言うとバスの飛び乗りました。私と１分だけ話すと行ってしまいました。
狆のアーニーが今朝３時に一匹（黒オス）だけ出産しました。ピーピー猫のような鳴き声がし、他の犬が吠えるので何事かと思い起きたら物陰で仔犬を発見しました。お腹が小さいのでもう少し先かと思っていたら、一匹しか入っていなかったのです。父親はチワワで、チワ狆になります。子育ては下手そうで先が思いやられます。
