まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

庄内町ギャラリー温泉町湯

2014-11-09 19:24:30 | 公共建築 Public architecture

庄内町ギャラリー温泉町湯がオープンしました。

庄内町の方々が待ち望んだ中心部の温泉施設です。まちの賑わい起点となることも期待されています。

間口が狭く奥に細長い敷地に建っていますが、「うなぎの寝床」状の敷地をうまく生かした伝統的な建築タイプ「町家」の空間構成を取り入れることで他にはない新しいタイプの温浴施設ができると考えました。

町家の通りにわにあたるのが「土縁ギャリ―」です。

 

30mを超える壁面にはアート作品などの展示ができるギャラリーボックスが設置されています。

上写真の左手にあるのが雪国に多く見られる土縁(土間)です。

中央部分からお風呂に入ります。暖簾は公益文科大大学院OB高城豪さんのデザインです。空間を引き締めてくれました。

お風呂は中庭(町家で言うと坪庭です)に向いて開かれています。

お風呂上がりには座敷もあります。

食堂(町家で言うとミセの位置です)もあります。

多くの方々に来ていただいて、運営されるスタッフの方々も大奮闘です。

私も今度ゆっくりお湯で体をリラックスさせ、ギャラリーのアートで心もリラックスさせてもらいます。

もちろん、町湯食堂で湯上りのビールもいただきたいと思います。

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