まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

松ケ岡開墾場、開墾士住宅

2022-07-03 17:47:10 | 公共建築 Public architecture

松ケ岡開墾場の魅力は格式ある本陣と堂々とした立派な立ち姿の5棟の蚕室群です。・・が、私の場合はどうしても自分が設計に関わらせてもらった開墾士住宅のあたりから、散策が始まります。下写真では前回のブログでふれたトイレも右手に見えます。

鶴岡から移設された新徴組のお屋敷は、松ケ岡の開墾地で住宅の一部としてお役目を果たした後、ここに移設され、今はインフォメーションセンターになっています。

訪ねてみると、地元の方がいらっしゃって、庄内弁でこの地域のことをいろいろ案内してくれます。いよいよ蚕室群に向かうと、私たちがデザインした案内板が迎えてくれます。担当した若いI君がいろいろ工夫して案内図をつくってくれました。

蚕室群の再整備も進み、新しくシルクミライ館も登場しました。駐車場から直接入れるようになっていたので少し驚きました。初めて見学しました。

蚕室群に向かう道です(下写真)。草が生えて私たちが狙った雰囲気になっています。

ごくごく自然にいきたいという思いから出発しています。そのために自然の素材である石を使っています。目地からは「ちゃんと」草が生えています。古びれば、古びるほど味のある雰囲気になると思います。そこがコンクリート舗装などとの違いです。

高谷時彦

建築・都市デザイン

Tokihiko Takatani

architect/urban designer

 

 

 


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