まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

大垣城と防火帯建築

2017-10-08 13:06:06 | 建築まち巡礼中部 Chubu

都市環境デザイン会議の大会で岐阜を始めて訪れました。宿泊はお隣の大垣にしました。

私たちの世代には、大垣は繊維産業で栄えたまちという印象があります。もちろん今は違うでしょうが、駅前から続く商店街を訪れると、工員さんたちでさぞかしにぎわった時代が髣髴されます。

もちろん今も元気です。

日曜日の路上市場です。ご年配の方々のお店です。

このまちを歩いていて気付いたのが、防火帯建築です。たくさんあります。

なかなかの迫力です。コーナーの階段室などに工夫があります。

他にも懐かしい昭和の建築があります。これはお城近くの大垣城ホール。名前から、公会堂のようなものかと思ったら、中は体育館です。

階段のデザインに目が留まります。踊り場の出し方がいいですね。

市のHPをみると、昭和28年に飛行機の格納庫を移築転用したとのことです。

すぐ近くにお城があります。

石田光成が東軍と戦った城です。全体の再現図を見るとずいぶん堅牢な構えです。

周りのお堀の一部が残っています。

実は大垣は水資源の豊富なところです。水力発電所の建設が、後の繊維産業の発展にもつながっているようです。旧城下は駅の南ですが、田園やおそらく工場跡地のショッピングセンターの目立つ駅北にも水路が張り巡らされています。

鯉も居ます。この水路が、妹島和世さん設計のマルチメディア工房につながっています。

揖斐川の伏流水で酒を作り続けてきた酒蔵もあります。

高谷時彦記

I visited Ogaki city for the first time. I found some RC buildings of fire resistive structure along the main street. THose buildings were constructed to provide a fire-blocking zone in this city. After the world war Ⅱ, fire proofing of cities has been one of the main issue of Japanese city planning. 

After enjoying a walk around the down town, I visited the factory of multi-media, designed by architect Kazuyo Sejima.

Tokihiko Takatani

Architect/Professor

Takatani Tokihiko and Associates, Architecture/Urban Design, Tokyo

Graduate School of Tohoku Koeki university ,Tsuruoka city, Yamagata

 

 

 

 

 


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