まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

近代・現代建築史を読む

2017-09-12 20:12:29 | 建築・都市・あれこれ  Essay

 致道ライブラリーで『新建築学体系5近代・現代建築史』を初めて読みました。といっても前半の鈴木博之氏の「ヨーロッパアメリカの近代・現代」だけですが・・・。鈴木氏の近代・現代建築史は、読み物として大変面白いと感じました。小説と同じように歴史は歴史家の個性溢れる作品だと改めて思いました。

 はるか大昔、教科書である『建築学大系6近代建築史』を読んだことを思い出します。そのときも著者の個性を感じました。山本学治先生の思考法に導かれ「歴史を編纂する」過程を垣間見たように感じた覚えがあります。確かその後すぐに『素材と造形の歴史』も読んで、思考のダイナミズムを楽しんだような気がします。ただ肝心の内容についてはあまり覚えがなく、まったく身についていないのが残念です。

 

高谷時彦記

Enjoyed reading "History of modern and contemporary architecture" written by prof.Hiroyuki Suzuki.

I think a historian is an author of our history.

Tokihiko Takatani

Architect/Professor

Takatani Tokihiko and Associates, Architecture/Urban Design, Tokyo

Graduate School of Tohoku Koeki university ,Tsuruoka city, Yamagata