野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

七年ぶりの平標山

2012-08-13 | 登山

 前回の八海山登山は余りの暑さでばててしまった。今回は反省して「6時前に登って12時までには登山口に戻る」このことを目標に計画を立てた。

 <行程概略>5時50分平標(たいらっぴょう)登山口→松手山7時40分→平標山山頂8時50分→朝食休憩30分後下山開始→山の家9時45分→林道出合10時半→登山口11時15分

 

 

まだ薄暗さの残る林道を2,3分歩いて登山口へ

 

 暫くは針葉樹林帯の急坂をジグザグに登っていく。前後に登山者がいる。百名山には入っていない山なのだが、結構人気がある山のようだ。

尾根についた辺りから高山植物が増えてきた。エンレイソウの実は思ったよりぷよぷよしていて柔らかかった。

 

ツクバネソウ

 

イケマ

 

トリアシショウマ

 

数は少ないが風の吹きすぎる尾根にはクガイソウも見ることができる。

 

 花のつき方が独特なチョウジギクの花

 

 登り始めて2時間弱、やっと樹林帯を抜けたようだ。一気に視界が開け明るくなった。

 

 

 

 

 苗場山

 

 この辺はシモツケの群落が見事だった。

 

 ブローチの飾りのようなヤマハハコ

 

ウスユキソウ

 

コゴメグサの仲間

 

 一際背の高いツリガネニンジン

 

 アカモノ(イワハゼ)

 

背の高い花を支える太いどっしりとした茎をもつシシウドの花

 

 

遠くには北アルプスの峰々も見える。

 

 

視線を少し南に移したら富士山が見えた

 

なだらかな稜線をゆっくりと歩く。膝下のお花畑をめでながら、時折360度に広がるパノラマを立ち止まって眺める。景色を味わってはまた歩き出す。それを何度も繰り返していたらつの間にか頂上が見えてきた。

 

 

 仙之倉方面。先だって登った谷川岳のオキの耳、トマの耳の双峰も見える。

 

 北方に見える越後の山々

 

 

 ここで少し遅めの長所を食べながらしばらく休憩。宿のおにぎりを周囲の景色を置かずに食べる。至福の時だ。小一時間したところで下山することにした。

眼下に見えるのは平標山の家。

 

 

途中小さな湿原があり、キンコウカやイワイチョウの花を見ることができたのは、望外の喜びだった。

 

 

 この辺で。