蓼科高原の温泉宿に一泊して、翌日横谷峡を散策した。
宿から車で3分ほどの御射鹿(みしゃか)池
このアングルからでは普通の池のようですが、こちらから見るとどこかで見た光景となります。
東山魁夷の絵「緑響く」のモデルとなった池で、絵では右側に白い馬が配されている。
乙女滝
霜降りの滝
2時間ほどのハイキングコースが設けられていて、随所で道祖神が迎えてくれる。
山間には創業120年の明治温泉の建物が見える
温泉宿の傍らを流れるおしどり隠しの滝
陽が高くなってきたので、涼を求め御泉水自然園へ。ゴンドラを降りた眼下には女神湖が見えた。
白樺の樹皮が涼しさを呼ぶ
ノコギリソウ
マルバイチヤクソウ
高山に登らないとなかなかお目にかかれないツルコケモモやガンコウランの実
自然園の中央には池がある
ヤマホタルブクロ
シモツケ
ヒヨドリソウにはセセリチョウ
見上げると針葉樹の梢にアサギマダラが止まっていた
標高1800mの高さにある園内は、敷地面積が170haもあり、その中には50種類を超える野鳥が生息し、約300種類の高山植物の宝庫となってもいる。
深山を思わせるサルオガセ
園内ではたくさんの野鳥のさえずりを聞くことができたのだが、姿を見たのは数えるほど。
これは近くに親鳥がいたことからウソの幼鳥のようだ
ウグイスの幼鳥?
ただ残念なのは周囲の観光地に恵まれていて、交通の便が良すぎること。そのため家族連れや若いカップルが多く、静かな雰囲気で森を散策するというわけにはとてもいかない。
この辺で。