野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

城山カタクリの里①

2010-03-24 | 植物園
 今年も城山カタクリの里へ出かけてきた。数えると3年連続の5回目である。我ながら飽きずによく通ったものだ。ここのいい所は第一に家から比較的近いこと、第二にカタクリだけでなく山野草が豊富に見られること、第三にこの時期山では花があまり咲いていないこと、第4には花が密生して植えられているのでいろいろな色の背景ボケが楽しめること、そして最後に城山湖からのハイキングのついでに立ち寄れること。これだけ良い条件が整っては出かけない訳にはいかない。


 城山湖傍の無料駐車場に車を止めたのが八時半ごろ。ここからゆっくり道端のキブシやスミレ等を愛で、鴬の声などを聞きながら30分かけて着いた。開園時間の9時になったばかりなのに駐車場はもう3分の1ぐらい埋まりかけている。2時間ばかり花を撮りまくっていたのだが、帰りはもう駐車場がいっぱいになって100m以上の待ちの車が行列を作っていた。

 カタクリ以外にもたくさんの花を撮ったのだが、それは次回にして今回は題名つきのカタクリの写真のみにしよう。


 1 初演




 2 軽やかなステップ



 3 戸惑いの表情



 4 淡色の夢



 5 影の童話



 6 棄てられぬ矜持



 カタクリはユリ科の多年草。九州から北海道まで日本全国に自生する。奥多摩でも自生地は多く、3月の終わりから4月にかけて木々が芽吹き始めた頃に姿を現す。


 7 稚気



 8 はしゃぎ友達



 9 思いつめる



 10 こんな筈では



 11 寄り添って



 12 私思うんです



 13 ひそひそ話



 14 初デート



 15 うち明ける



 カタクリはスプリング・エフェメラルとしても有名。近年都市部でも保護育成が広まり、たやすく見られるようになったが、花を咲かすまでは6,7年の時を要するという。



 16 孤独



  17 着飾る



 18 凛として



 19 ほほ笑みかける



 20 小悪魔




 万葉集に「もののふの 八十娘子(やそおとめ)らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」という大伴家持の歌がある。


21 無垢な心



 22 陰口



 23 割り切れぬ思い



 24 悪戯心



 別名に堅香子(かたかご)、片子(かたこ)、ブンダイユリ。旧暦の正月ごろに咲くので、初百合という名もある。漢名では猪牙花、これは和名の猪の舌に通じるようにおもわれる。またアイヌの人はエシケリムリムと呼ぶそう



 25 約束された赦し



 26 新しい生活



 27 兄妹




 28 突然の戸惑い




 29 迷わぬ思い




 30 スミレ色の恋




 31 擡げた疑心



 32 試される一瞬



 33 傾かぬ心



 34 花虫たち



 35 ふり注ぐ陽ざし



 36 そして己の中に眠る



 <この辺で>

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