野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

巡りくる春

2014-03-27 | 植物園

 城山カタクリの里は今年は3月8日から4月20日まで開園されている。2度の大雪で開花が遅れ、カタクリが咲き出したのは開園から一週間以上過ぎた3月16日となった。私が訪ねたのはさらに10日たった3月26日だったが、まだカタクリは2割程度しか咲いておらず、群生の圧巻が見られるのはもう一週間ぐらいかかるかもしれない。

 雪のお蔭かどうか、今回はユキワリソウの見頃に出会うことができた。

 

ユキワリソウは漢字では雪割草となるが、これはもともとはサクラソウ科の花をさす。ただ最近はキンポウゲ科のミスミソウやスハマソウの仲間を総称してユキワリソウということが多くなってきたようだ。

 

 

 

 

 

花弁(萼片)の色、形、数が様々で、これがすべて同品種の花なのだから驚いてしまう。

 

 

 

 

 

 スハマソウはミスミソウの一品種で、根生葉に丸みがあるのだというが、中間種も多く識別は難しい。

 

 

 

 

 オオミスミソウもミスミソウの一品種で全体が大きく、花の色も白、紫、紅、藍と多様。分布は新潟を中心とした日本海側に多い。

 

 

 

 

 

 ユキワリソウの呼び名は、同じキンポウゲ科のニリンソウやイチリンソウ、アズマイチゲなどにも使われる。

 

 

 山形ではツチサクラ、長野ではジザクラと呼ばれているという記載もあった。

 

 

 

 蕾も可愛い

 

 

興味のある方はもっと詳しく専門的に書かれたサイト国際雪割草教会もあるので参考にどうぞ。

 

 

枯草の間から可愛い顔をひょっこりと出している。

 

 

 

今年は雪が多く降り消えずに長い間残っていたということで、いつもの年より花付きも発色もよかったように思われる。

 

 

 

 大振りなカタクリの葉の間から顔を出したユキワリソウ

 

 

 花弁の一部が変色したり、斑の入った個体も多くみられる

 

 

 

 

 

  あまりの多様さに幻惑されてしまったようだ。

今日はこの辺で。

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る