野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

御岳渓谷を歩く

2009-08-24 | ハイキング
 夏の暑い日差しを少しでも避けようと、休日御岳渓谷を三時間ほど歩いた。少し時間が遅かったが、何とか玉堂美術館そばの無料駐車場に車をとめることができた。



真夏のこの時期、野外では咲いている花が少ない。目立つのはタマアジサイ



 
 丈高く伸びた草の間に白い小さな花がのぞいている。サワハコベだろうか。



 ノカンゾウ



 この辺りはカヌーの練習場ともなっている。







 橋を渡って発電施設のわきを抜け、対岸を歩いて行くとキツネノカミソリの群生があった。







 一帯は薄暗い林の中でヤブミョウガやシュウカイドウも群生している。








 秋の花のキンミズヒキも目だつようになってきた。




 川井のフィッシングセンターの所で引き返すことにした。
 この辺のゲンノショウコは白花が多い



 センニンソウ



 つゆ草も先のこっていた。



 ヒヨドリジョウゴ




 ミズタマソウ




 やっとハグロソウを見つけた。ハグロソウはキツネノマゴ科の花で、低山の林下に生える。枝先に1,2個の赤紫の花をつける。花の大きさは3cmほどにもなり、同科のキツネノマゴと比べると格段に大きい。花は朝開いて午後には散ってしまう一日花だ。




 これはツートンカラー




 ススキの葉にヤマトシジミが止まった




 流れの緩やかな川岸では川泳ぎやバーべキューに興じる家族連れが多い。



 コマツナギ



 ミゾソバ




 同じミゾの名がつくミゾホオズキもまだ咲いていた。
 


 寒山寺の一つ手前の橋を渡って御岳まで引き返した。こちらの岸は途中で車道に出なければいけないので歩く人は少ない。ここではつい最近、野兎を見つけたことさえある。

 これは花弁が反り返っているのでヤマホトトギス。よく似たヤマジノホトトギス(名前まで似ている)は、花弁が反り返らず平開するので区別される。
 


 キバナアキギギリを見つけた。奥多摩の低山でよく見かける花だが、平地の川沿いでも咲いているのには驚いた。



 ここで今回の散策はお終い。わずか3時間足らずであったが、真夏の炎天下、涼しい渓谷沿いの林道歩きを堪能できた。


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