秩父には3大氷柱があるのだという。そのうちの一つ奥秩父にある三十槌(みそつち)の氷柱は以前から知っていたが、尾ノ内百景氷柱と芦ヶ久保の氷柱の存在は初めて知った。その中で一月九日から始まったばかりの芦ヶ久保の氷柱を見に行って来た。
ここはアクセスが大変良い。すぐそばに芦ヶ久保の道の駅の広い無料車場もあるし、西武線芦ヶ久保の駅から歩いても10分少々ととても便利。
この日(1月10日)は三連休初日なので、車の混雑を考え電車で行くことにした。
駅を降りると青地に白の旗が出迎えてくれ、迷う心配はない。
10分足らずで氷柱会のお兄さんたちがお出迎え、此処で200円の切符を購入。
西武線の小さなガード下をくぐって会場に入る。突然氷の世界が出現する。
開場したばかりで人は少ない。
よく見ると自然にできた氷柱ではないのがわかる。
北側の山の斜面全面にホースが巡らされ、そこから吹き出した水を凍らせてこのような世界が出現する。
自然の氷柱ではありえないような光景が見られるが、それはそれで冬の極寒の作り出したアートと言えなくもないか。
自然にはあり得ない光景だが、迫力はある。
砂防ダムからの水を使っているのだろうか、右上に見える筋が水の放水線だ。
なかなかオブジェとしても楽しめるではないだろうか
会場の外では陽だまりの光景も見える。
入口からゆっくり登っても10分足らずで高台の展望地に着いた。そこで無料の甘酒サービスがあり、冷えた体を温めることが出来て嬉しかった。
初めは少なかったのだが、後からだんだんと人が増えてきた。歓声を上げる人も多く、結構喜ばれているようだ。
大きく開いた牙のある怪獣の口のようだ
ちょうど秩父方面からの特急電車がやってきた。
夜はライトアップもされるというので、一瞬ではあるが電車から見ることも出来そうだ。
段々氷
尚芦ヶ久保の氷柱が見られるのは3月1日まで、お時間のある向きは近くの武甲温泉などの日帰り温泉、イチゴ狩り等もあり楽しみが多い。
因みに私は近くを探鳥しながら、短いハイキングを楽しんだ。
この辺で。