野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

雁ヶ腹摺山からシオジの森へ

2014-09-19 | ハイキング

 山梨県大月市から真木小金沢林道を北上し、大峠に車を止めた。ここが雁ヶ腹摺山の登山口。この辺りには笹子雁ヶ腹摺山と牛奥の雁ヶ腹摺山という山があって紛らわしい。今回登ったのは何も前に付かない雁ヶ腹摺山で、標高は1874mの山。もっとも大峠は標高が1560mもあるので標高差200mと少し登山というのもおこがましいほどだ。ゆっくり登っても一時間足らずで頂上に着ける山なのだが、その割には登山口までの行程が長いのと登りの距離が短か過ぎるが理由なのか、登山者は極端に少ない。直線距離でわずか6,7km北西に位置する百名山の大菩薩嶺とはまるで扱われ方が違う。それでも静かな山行を好む人には、私もその中の一人なのだが不思議な魅力を与えてくれる山だ。

 

 この先は何年も通行止めが続いている。作業用の車だけは入っていけるようだ。

 

 登ってすぐに水場がある。そこで水を補給する。

水場には黄色と紫のツリフネソウが混じって咲いている。

 

 

 キオンだろうか

 

アザミの仲間

 

レイジンソウ

 

 同じキンポウゲ科のヤマトリカブト

 

ソバナ

 

道標はしっかりしている

 

 登りが急になってきた。コゴメグサ

 

シロヨメナ

 

 

勾配が緩やかになったところに頂上前のお花畑が広がる。

色づき始めたハナイカリ

 

ノコギリソウ

 

ウメバチソウも咲いている

 

コウリンカはもう終わり間近で、枯れかかっているのが多い

 

 

 これもアザミの仲間

 

イヌゴマも丈高い草の中でひっそりと咲いていた

 

 あっという間に頂上、あいにくここから旧500円札に描かれた富士山は見えない。

 

早めの昼食を食べた後は、暫くお花畑の探索。

 トモエシオガマを発見。高山でしか見られないシオガマの仲間を見るといつだって嬉しくなってしまう。

 

タカネニガナ

 

 マルバタケブキにキアゲハ

 

 ススキに止まっている蝶はナミアゲハ

 

ヒヨドリバナにはセセリチョウやアサギマダラ

 

 

このシロチョウのような蝶は?

 

 お花畑を満喫した後はシオジノ森へ分け入っていく

 かすかな踏み跡を頼りに歩いていく

いろんなキノコが目につく

 

タマゴタケだろうか

 

 

虫食いの後?

 

小一時間で大樺の頭、その先のシオジの森へ下る

 

たくさんキノコが生えている木。

 

いろんなキノコが生えているのだが名前は殆ど分からない。

 

 

 

 

 山道のわきに小沢が見えてくると森の出口が近い

 

 

 林道に出た後は大峠まで戻るのだが、これがやけに長い。それでも道々に花が多いので何とか気が紛れる。

 

ヤブマメ

 

ヤマハギ

 

ヤマホタルブクロ

 

ハーブのような香りのカワミドリ

 

キンミズヒキ

 

カワラナデシコ

 

 いい加減足が疲れたころ、やっと登山口の大峠に戻ることができた。5時間のハイキングだった。

この辺で。

 

 

 

 

 

 

 


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