爽やかな風が吹いていた、今年初めての箱根湿生花園。新宿からの高速バスで着いたのは9時を回ったばかり。開園まもなく、人がまだ少ないのがうれしい。
春先の水芭蕉は見られないものの、今が一番花の種類が多い季節だ。
ムラサキセンダイハギ
ヒマラヤノアオイケシ
凛とした姿のアヤメもさいている
林の縁から顔をのぞかせているのはウツギの仲間か
その下にはミヤマヨメナやオカタツナミソウ
バイカイカリソウもまだ咲き残っている
草原ではレンゲツツジが夏を知らせている
スカシユリ
ポツリポツリと咲き始めたニッコウキスゲと白い穂状の花を咲かすイブキトラノオ
この時期は木の花にみるべき花が多いようだ。
ツリバナ
花筏の花
ハナイカダの実
カンボク
花ではないがウグイスカグラの赤い実
ムラサキツリガネツツジは鉱山でよくみられるウラジロヨウラクの変種で、相模地方に分布する
同じく湿原で見かけるツルコケモモ。この花も小さくて草本のようだが立派なツツジ科の常緑低木だ。
尾瀬でしか見たことのないヤナギトラノオ
白山登山で大群生に驚かされたクロユリ。貴婦人のような佇まいに惹かれ、顔を近づけたら意外な悪臭に驚いたことがあった。
これは雄花
こちらは両性花
オドリコソウがヒメオドリコソウと違って品があるのとは逆に、ヒメシャガはシャガより可憐で気品溢れている(ように思える)。
エゾハナシノブ
ヒメサユリもなかなか見ることのできない貴重な北国の山の花だ
ピンク色の何とも乙女チックな癒し系の花だ。
高山植物を集めた一角にはコマクサやミヤマオダマキも見られる。
これも北海道でしか見ることのできないシコタンソウ
山に登ると登山道に沿って至る所で見かけるマイヅルソウ
ハクサンタイゲキ
ひっそりと葉の陰に花を咲かすランヨウアオイ
夢中で花を撮っていたら昼まで3時間近く滞在してしまった。
この辺で。