私のところからは距離にして80km余り、高速を使うと一時間半ぐらいで筑波植物園に着くことができる。未来都市筑波は私のところから意外と近い。
7時半少し前に家を出て、高速が空いていたこともあり開園の9時前には着くことができた。駐車場にはすでに3台の先客がいた。この日は絶滅危惧種展の始まりの日だった。
ここの植物園の見どころは巨大温室
温室の前には地湧金蓮
そしてナツロウバイ
シラン
温室の中には、つい最近花を咲かせ終わった世界最大の花ショクダイオウコンニャクの残骸が……
上の部分は研究のために採取されて、今は分析されているのだそう
フトモモ科のブラシノキはほかの植物園でもよく見かけるのだが、白(ピンクの入った)や緑色のものは初めて
メモし忘れた数珠玉のような木
葉っぱのスプーンに乗ったおいしそうなネフティティス・ポイソニー。
ヒスイカズラは見栄えが良いせいか、最近はあちこちの植物園の温室で見ることができる。ここの良いところは、温室が二階建てになっていて背の高い植物もまぢかで見ることができるところだ。
ランの仲間、メモ忘れ。花の中に仏様がいるようで印象的だった
ストロパンツス・グラツスはキョウチクトウの仲間
太い幹に直接花をつけたカカオの木
シマムラサキツユクサ
とぐろを巻いたようなンセリウムの花穂
葉と花の対比が鮮やかだったベニギリソウ
これもラン科の花、フガクスズムシソウ
水生植物の温室に咲いていたウォーターポピー
温室を抜け出して暗い林地に入ると、サイハイランが咲いていた
さらに進んだ池の中にはアサザ
池を離れた野の花が育成されているゾーンではこの時期花は少なかった。
ミヤコグサはマメ科の多年草。京都の東山に多かったことから都草と名付けられたという。
ナルコユリ
ハコネウツギ
ヤマオダマキ
鈴なりの言葉がぴったりのネジキの花。ツツジ科の小高木で北海道を除いた山地に自生とあるが、山歩きで見かけたことはない
ノハナショウブ
あと見かけたのはシモツケやクリンソウなど。園内の一角ではクレマチス展も開かれていたが、残念ながら終わりかけの花がほとんどだった。品種名は省いてそのいくつかを載せてみよう。
クレマチスというよりはハンショウヅルのよう
これはダリアのような種
蕊だけがまだ独立した別の花のよう
クレマチス展を出て、入り口近くの一角へ。
ツボサンゴ
その先に甲虫が
ホシザキユキノシタ
咲き出したばかりのミズカンナ
これはシャリンバイの仲間か
見た植物のうちの紹介したのは本の一割ほど。生物多様性の言葉を実感した一日だった。