サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、1次リーグ敗退に終わった日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)は25日(日本時間26日)、ベースキャンプ地のイトゥで記者会見し、退任する意向を表明した。
「今回のメンバーは私が選び、戦術も私が決めた。責任は全て私にある。日本代表を離れなければならない」と、厳しい表情で語った。
イタリア人のザッケローニ監督は前回の2010年W杯南アフリカ大会後、岡田武史前監督の後任に就いた。
11年のW杯アジア・カップで優勝し、W杯アジア予選を突破して5大会連続5度目の本大会出場を果たした。
しかし、W杯本大会では1次リーグC組で1分け2敗の勝ち点1で最下位に終わり、2大会連続決勝トーナメント進出を逃した。
4年間の通算成績は30勝12分け13敗。
同監督は敗因を「短期決戦では最初のゲームでミスをすると修正するのは難しい」と話し、初戦のコートジボワール戦の逆転負けが大きく響いたとの認識を示した。
4年間を振り返り、「日本人の技術は世界でも通用する。格上の相手にも勇気を持って仕掛ける姿勢を植え付けてきたと思っている」と述べた。