サッカーの第20回ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は13日(日本時間14日)、リオデジャネイロのマラカナン競技場に7万4738人の観衆を集めて決勝が行われ、ドイツが延長の末にアルゼンチンを1-0で下し6大会ぶり4度目、東西統一後は初となる世界一の座に就いた。
途中出場のゲッツェが延長後半8分に値千金の決勝点を挙げた。
南米で開催された大会を欧州勢が制したのは初めてで、3大会連続で欧州勢が頂点に立った。
ドイツは西ドイツ時代の1990年イタリア大会以来24年ぶりのW杯制覇。
優勝回数は最多5度のブラジルに次ぎ、イタリアと並ぶ2位になった。
アルゼンチンは86年メキシコ大会以来3度目の栄冠に届かなかった。
大会の最優秀選手「ゴールデンボール賞」にはアルゼンチンのメッシが選ばれ、6ゴールのロドリゲス(コロンビア)が得点王に輝いた。
64年ぶりに「サッカー王国」ブラジルで開催されたW杯は、準備の遅れや抗議デモに揺れた。
悲願の開催国優勝を狙ったブラジルは準決勝でドイツに歴史的大敗を喫し、国民を深く失望させた。
日本は、1勝も挙げられず1次リーグで敗退した。
次回2018年大会はロシアで初開催される。