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<北朝鮮>弾道ミサイル、日本海EEZ落下 930キロ飛行

2017-07-04 13:51:07 | 対北朝鮮

7/4(火) 10:34配信

<北朝鮮>弾道ミサイル、日本海EEZ落下 930キロ飛行

 菅義偉官房長官は4日午前、緊急に記者会見し、北朝鮮が同日午前9時39分ごろ、北朝鮮西岸から弾道ミサイルを発射したと発表した。ミサイルは約40分間飛行し、日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。付近の航空機や船舶への被害は確認されていない。政府は直ちに外交ルートを通じて北朝鮮に抗議した。【田中裕之】

 北朝鮮によるミサイル発射は6月8日以来。日本のEEZ内に落下したのは5月29日以来、5回目。韓国軍合同参謀本部などによると、弾道ミサイルは北朝鮮平安北道亀城市方峴(パンヒョン)付近から発射され、約930キロ飛行したと推定される。米太平洋軍は3日、発射されたのは中距離弾道ミサイルで、37分間追尾し、日本海に落下したと発表した。

 日本政府は、通常より高い高度に打ち上げる「ロフテッド軌道」だった可能性があるとみている。北朝鮮は5月14日にも高度2000キロを超えるロフテッド軌道でミサイルを発射。このときの飛行時間は約30分間で、今回はこれより長い。ロフテッド軌道は落下速度が速く、ミサイル防衛による迎撃が難しくなると考えられている。稲田朋美防衛相は4日午前、「高度は2000キロを超えたのではないか」という記者団の質問に「分析中だ」と答えた。

 安倍晋三首相とトランプ米大統領は3日の電話協議で、北朝鮮問題に連携して対応することを確認した。7、8両日にドイツで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議や関連会議では北朝鮮の核・ミサイル問題が議題になる可能性がある。北朝鮮は国際社会の圧力強化に反発し、弾道ミサイル技術の進展を見せつけて関係国を揺さぶったとみられる。

 ミサイル発射を受け、首相は「度重なる国際社会の警告を無視するものだ。さらに脅威が増したことを明確に示している」と強く非難。G20首脳会議に合わせて日米韓首脳会談を行い、トランプ氏、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と結束を強める考えを示した。中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領にも建設的な対応を働きかける。首相官邸で記者団に語った。

 首相は、(1)情報の収集と分析に全力を挙げ、国民に迅速・的確に情報提供する(2)航空機や船舶などの安全確認を徹底する(3)不測の事態に備え万全の態勢を取る--よう関係省庁に指示。国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を開き、対応を協議した。