加古川市役所で男性職員を包丁で刺したとして、殺人未遂罪などに問われた同市の無職壷内紀好被告(56)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が4日、神戸地裁姫路支部(藤原美弥子裁判長)であり、検察側は懲役10年を求刑した。
検察側は論告で「殺傷能力の高い凶器を使った危険で悪質な犯行」と指摘。
弁護側は「生活保護の相談で不満を募らせ、傷付けようとしたが殺すつもりはなかった」とし、執行猶予付きの判決を求めた。
起訴状によると、壷内被告は昨年4月18日午後2時10分ごろ、加古川市役所本館2階で、男性職員=当時(27)=の背中を刺身包丁(刃渡り約20.5cm
)で刺し、軽傷を負わせたとされる。
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