5月17日(火)16時51分配信
佐々木主浩氏、清原被告の情状証人での出廷理由は「親友だから。即決」
清原和博被告の初公判後に取材に応じる佐々木主浩氏=東京・霞ヶ関の司法記者クラブ(撮影・蔵賢斗)(写真:サンケイスポーツ)
覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手、清原和博被告(48)の初公判が17日午後、東京地裁(吉戒純一裁判官)で開かれた。清原被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。一方、検察側は覚醒剤使用の常習性が認められるとして、清原被告に懲役2年6月を求刑した。公判は即日結審し、同地裁は判決日を5月31日に指定した。
弁護側の情状証人として出廷した、元プロ野球選手で親交のある佐々木主浩氏(48)が、閉廷後、記者会見に臨んだ。
以下、一問一答。
――裁判を終えた気持ちは
「そうですね。最初から見ていたんですけど、悲しい気持ちになりました」
――清原被告にかけたい言葉
「本人も言ってるように心と体と、本当に健康になって、元気な姿を見せてほしい」
――逮捕当時『ぶん殴りたい』と言っていたが、改めて本人に直接伝えるとしたら
「見てて僕も悲しくなったし、彼も相当反省してるっていうか。ことの大きさがわかったと思う。じっくり彼と話し合いたい」
――そのときに話したいことは
「いろいろ。彼の顔見て話します」
――出廷の理由は
「友達だから。親友だから。即決で決めました」
――更生へ向けては
「それもこのあと、判決が出て、落ち着いたら彼と二人っきりで話したい」
――今回の件は直接、本人から連絡があったのか
「弁護士から」
――清原被告とは直接会ったか
「電話です。ごめんな、ごめんな、と。『僕は親友だから。当然のことだと思っている』と最初の電話で伝えた」
――その時は(清原被告に)泣かれた
「そんな感じにはなりました」
――法廷で最後、泣きながら清原被告が感謝、謝罪をしている姿には
「終始涙流してたんで。本当に反省してるし。見てる僕としたら悲しくなった」
――犯行の様子を話しているときはつらそうな顔をしていたが
「最初から聞こうと思ったのは、彼のすべてを知ってて、これからいろんな部分でどうするか、みんなで相談しないといけないので。彼には思ってくれている、先輩とか、同級生とか、仲間がいるんで。そういう仲間たちと彼を支えていきたい」
――入院のこと、更生プログラムについては
「僕は知らないです」
――依存症、回復に向けての本気度は
「本気度は、彼のあの涙を見れば。当初から弁護士からも聞いている。それだけの精神力は、彼は野球をやってきたんで、それだけのものはある」
――法廷で最後に握手をしたときに会話は
「言葉はないです」
――様子を見ていて
「ああいう顔は見たくない。早く笑顔の清原に戻ってほしい」
――どのような復帰を望むか
「野球に携わっている清原が見たい、ユニフォームを着てる清原を見たい。そのために出来ることをやっていきたい」
――刺青を消してほしい、との報道について
「僕、そんなこと言った!?」
「野球界に復帰するには、ないほうがいいわけですから。社会がそう思っているなら、そうした方がいい」
――清原被告の家族、奥さんとの話は
「してないです」