山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

経ヶ岳

2015-11-30 20:15:24 | 佐賀県の山
2015年11月29日(日)経ヶ岳1076m

佐賀県の経ヶ岳に平谷コースで登り、「鎖」「岩場」を体験してきました。

前日に少し雨も降り、今日も青空は望めません。
奥平谷キャンプ場手前の駐車場には既に4台の車が止まっていました。
ちょっとキャンプ場に寄ってみました。


8時30分スタートです。経ヶ岳は要所要所に案内板があり、迷う心配はありません。
そうですね、一歩一歩を重ねましょう。


杉の植林は暗いなあ~
だんだん斜度が上がって、ガレ場というのか大小の石ころがごろごろしています。
ずるっと滑りそうだし、落ち葉も濡れているので気をつけなくては。


45分ほどで馬の背に来ました。


この辺りから自然林に変わり、少し歩くと「千年樫の木」に着きました。
高さは10m以上ありそうです。幹の中は空洞となっています。
ちょっと入って見ましょう!


中から空が見えます。


枯れたまま踏ん張って立っているのかと思ったら、左の枝には葉が茂っています。
凄い!!生きる木の力は凄いです。


千年樫から10分歩くと「夫婦もみの木」が現れました。
二人して力強く空に向かっています!


と、思ったら右の木は枯れて葉をつけていません。
勢いのあるのは男?女?…もちろん!!ね!


まん丸赤い実はアオキ?暗い森で「色」を見ると気持ちもパッと明るくなります。


まず第一岩場です。


次は長いなあ~~!


へっぴりの私が頑張っています。(~_~;)


こんな鎖の岩場は第四までありましたが、鎖は太く足場もあり大丈夫でした。(^_^)v
滑らないように。(これは下山時の写真)


鎖場にはこんな看板が。わざわざ鎖を外す人なんていませんよね~。


帰りにはあの「タワラギ山」にも登ってみましょう。


雪です!!この冬初めて雪をみました。山頂ももうすぐ。


経ヶ岳山頂。立派な山頂標識ですね。


晴れていれば遠く雲仙までも、360度の大展望が得られるそうなのですが、残念。
奥が多良岳です。


五家原岳です。経ヶ岳~多良岳~五家原岳の縦走もできるそうです。(-.-)


ゆっくり休憩して、「タワラギ山」へ行ってみましょう。
下の黄色い看板には「滑落多発・注意」とあります。(でもここは落ち葉の道でした。)


はひ?? ここ?
分岐から15分の山頂は眺望も何もなく標識だけでした。あらら。


濡れた根っこ、苔の付いたゴロ岩に気をつけて下山します。
追い抜いて行った若者が飛ぶように駆け下りるのが、不思議でたまりませんでしたが、私は今日もよちよちペンギン歩きを活用したので、滑りこけることはありませんでした。
人の倍の時間がかかったと思いますが。(~_~;)

下山時に見つけた可愛いケルン。山の一寸法師かな?


森の生命力に感動し、岩場を体験した山歩きでした。
休憩、タワラギ山含めて5時間の楽しい山登りでした。
毎週のように山に登っていると、おけいこごとでカルチャークラブにでも通っているような気がします。「カルチャークラブ山」にせっせと通って上達するといいな。

今日の軌跡

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青螺山・黒髪山

2015-06-02 20:53:31 | 佐賀県の山
2015年5月31日(日) 青螺山618m・黒髪山516m

竜門駐車場→青牧峠→青螺山へ→見返り峠→黒髪山
→見返り峠→かじか橋→竜門駐車場

土曜日は雨なので、山に登りたい気持ちを抑えて日曜日に山へ!!
黒髪山にしか咲かないというクロカミランを見ることができるかしら。
長いコースでもあり、急峻で鎖場もあるという青螺山・黒髪山にへっぴりの私が登れるのかしら。

雨上がりなので、滑らないように、転ばないように気をつけましょう。(^^)

竜門駐車場


早速スタートしたいところですが、かかってきた電話に応対したり、別の遊歩道入口を確かめに行ったりで30分のロス。でも、いいウォーミングアップになったということにして、いざ出発7時45分。

キャンプ場の横を通って、青螺山は左をとります。
あまり人気のないコースなのか、踏み跡ははっきりしませんが、要所要所にテープもあるので大丈夫!


霧の朝は幻想的


1時間ちょっとで青牧峠に着きました。8時53分。
青螺山へ向かいます。


青牧峠までは結構急な登りを頑張って、やっと10分くらい緩やかな「ご褒美歩き」をしたかと思ったら、いきなりのロープ場です。
でもここは難なく上がれました。ホッ!


この先、黒髪山まで上り下り含めて、いくつのロープ、鎖が出てきたことでしょう。
でも、今日は「ゆっくり、落ち着いて。」と自分に言い聞かせているので大丈夫!!
少しずつ慣れていきたいと思っているのです。(偉いでしょッ)


あら、明るくなったと思ったら右端は崖!
下を見ない、見ない。サッと登る!(って、写真撮ってるしー^_^;)


青螺山山頂手前で、やっとタツナミソウです。


ずっと花を見なかったので、ほっとしました。
コガクウツギの白さが嬉しくて


9時38分、やっと青螺山に到着!スタートから2時間弱でした。
おほ、いい感じ。ちゃんと歩けています。


ここでおやつ休憩。コーヒーがおいしい。
南に黒髪山が見えます。あれに登るんだね。


20分休憩して、黒髪山に向かいます。
暗い穴倉に向かうような急な下りが続きました。


ロープを伝って、木や根っこをつかんで、滑らないように気をつけて~~


ドウダンツツジかと思いましたが、アセビでしょうか。


ネジキかも(アドバイスをいただいて)


遠く三つ岩が見えます


下って、下って、明るく開けたところに出たと思ったら


すぐに見返り峠に着きました。11時25分。
ここは十字路になっているからか、たくさん標識がありますねー


クロカミランに会えるのでしょうか。


行ってみましょう。
ところが、濡れた黒土で足元が滑る、滑る~~
れれれれ~~、れれ~~。
じゅるるるる~~。
踏ん張ってるつもりなのに、じゅるりん。
とうとう足を滑らせてしまいました。
あるのかなぁ、クロカミラン。

見つかりました!
小さなお花です。実際にはもっとピンクの強い赤紫のような色です。






よかった!植栽とはいえ、見ることができました。
あれ?自生地はどこだっけ?
またも、見落としかな。
そばにいらした登山者の方に尋ねてみると、もう花は終わってるとのこと。

そんなぁ~~。

見返り峠から黒髪山までは、さほどきつくありませんでした。
雄岩、雌岩を見て、


シダの林を抜けて


そそり立つ天童岩


この最後の鎖場を登りきれば黒髪山です。頑張ってるよん!




目の前に現れたのはーー!


あ、わたしー、
ここで待ってる。
待ってるから、行ってきて。

何言ってるんよ。あの上が黒髪山の頂上だよ。
さあ、行くよ。

いやぁー、でもあのその、、

夫殿が行ってしまいます。
今日のランチは私のザックの中に二人分入っています。
後戻りしてどこか日陰を探して二人分食べちゃおうか。
だけどなー、私が行かなくちゃ、夫殿は山頂でお腹をすかしたままよねー。

早くおいで~~。全然たいしたことないよ~。

はいっ。

なるほど、スッと行けて山頂です。12時28分


絶景を楽しみながらお昼ご飯。


下りは蛇焼山、後ノ平のコースをとろうと思っていたのですが、登りの時に「雌岩から眺める雄岩」を見ていなかったので、見返り峠まで戻ることにしました。

ということは、、、、
さっきの鎖場を下りなくてはいけません。
なんだよ、なんだよぉー。
下りる時の方が気をつかうよぉー。(怖いという表現無し!私エライッ!)

見返り峠まで戻って、石仏のある雌岩から


眺める雄岩です。


下を覗き込むと


高度感があり、見晴らしよすぎです。
家に帰って写真をかなり拡大したら、クロカミランらしきピンクが見えたのですが、クロカミランかどうかは怪しいので、載せてません。(≧∇≦)

雌岩を過ぎれば、もうずっと楽なご褒美歩きでした。
かじか橋を渡れば


竜門洞窟


新緑とマイナスイオンでとても気持ちいい。




もう帰るだけだからたっぷり休憩して、いっぱい遊ぶ。


本当にカジカの鳴く声が聞こえてきました。大岩を巡ってきたのが嘘みたい。


花ミョウガも咲いて


気の早いマムシグサは実をつけ始め


歌っているようなニワゼキショウ


駐車場に戻ってきました。
面白い標識ですね。ここまでが国有林(山)で、ここから先は民地なのですね。


自生のクロカミランはやはりもう終わっていたのでしょうか。
それらしいところをじっくり眺めてみたのですが、見つかりませんでした。

今日は疲れた~~
急な上り下りを頑張ったぁ~~
鎖やロープにも泣かなかったぁ~~(翌日は腕と腕の付け根が痛かったよ)
見返り峠で出会った方が、久住なんかに負けん高度感と険しさがあるばってんと、おっしゃったことがよくわかりました。

頑張れたことが嬉しい!!
いい山登りができました。(*^^)v

今日の軌跡







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天山・あめ山

2015-03-16 15:50:52 | 佐賀県の山
2015年3月14日(土) 天山1046m・あめ山996m

今日はくじゅうの黒岩山・泉水山を周回し、三俣山や涌蓋山の大展望を楽しむつもりでした。

ところが…
何度天気予報を見ても久住は雨です。最近の天気予報は正確ですね。
大分・熊本は午後3時まで雨、佐賀・福岡なら雨は午前中だけで午後からは晴れるようです!
天山か、英彦山か…と悩みましたが、県外に出ようということで、天山に決定です。

七曲り峠の登り口には一番乗りでした!
出発はちょうど9時です。(^^)/道路わきの階段から登っていきます。


お出迎えは、たくさんの看板です。天山にはお花がたくさん咲くのですね。


残念ながら、可愛いお花を見るには時期尚早のようで見つかりません。
実をつけたアオキと、花を開く準備のアオキが並んでいました。




笹道は気持ちよく、お天気も回復してきます。




天山で見つけたお花はこれだけ。ふきのとうです。


登り口にもあった看板が、天山頂上に向かう道にもずらりと並んでいます。
(こうした看板はあめ山まで30枚くらいあったと思います。ちょっと多過ぎるくらいです。)


ずっとなだらかな登山道を歩き、もうすぐ山頂です。


あっけない感じで頂上に着きました。10時40分。




山頂でコーヒーを飲んでいたら、あとからあとから多くの人が登ってきました。
団体さんも家族連れの人もやってきて賑やかになったので、あめ山に向かいます。
福智山の八丁の辻を思わせるこの道が大好きです!


くっきり晴れていたら、南は佐賀平野から遠く有明海、雲仙まで見えるはずですが、今日は霞んでいて残念です。


あめ山の山頂です。11時24分。


さあ、帰りましょう。
あめ山からの帰り道には人吉カメさんです。前に来た時には気づきませんでした…


天山に戻っても相変わらず人が多いので、昼食をとらずに下山することにしました。


「天山の自然を守る会」の方々、ご苦労さまです。


行きでも帰りでも気になっていたあの山、彦岳に登ってみたいなあ。カッコいいし!


そう思いながら山を下りてきました。(1時12分)
もう、おなかペコペコです。お弁当はやはり外で食べたい!お日様のもとでランチです!
おいしかったよ~~。!(^^)!


おなかいっぱいになると、やはりさっきの彦岳が気になります。
ちょっとだけ登ってみましょう!(1時55分)
天山の登り口と道路を挟んで真向かいに彦岳の登り口があります。


こちらは人気の天山と違って誰もいなくて静かです。


あれかな? いえいえ、あれは手前の小さなピークのようです。(写真は帰りに撮ったものです。)


あ、シュンランです!!つぼみが見えます!!うれしい! 
彦岳にもお花がたくさん咲くはずなのに今日は見当たらなかったので、本当にうれしかったのです。


アップダウンを繰り返し屏風岩に着きました。(表示の木が朽ちて風岩としか読めません…)


この岩を周っていくのはちょっと怖かったのですが、


どうやらもうひとつのピークに着きました。


へぇ~~、祠には一言「山」とだけ彫ってあります。


ここで2時44分です。今日はここまでです。
天山を下りておまけのつもりで登ってきたので、今日はここまでで満足です。
でも、さっき巻いてきた屏風岩に登りたいと夫殿が言い出しました。
もちろん私は見てるだけ~~。


「お、これは怖いわ、ほーっ、高いなあ~~!」
「えーっ、落ちないでよ~。」
「いやあ~こらすごいなあ~」


「こんなとこで、私を独りにしないでよーーっっ!」
「わかってるよー!
「ここからじゃ、私一人で帰れないよ。」
(そういうことかー

初めて足を運んだ彦岳は天山よりも楽しかったかもです。
一番乗りだった駐車場へ戻ったのは3時30分で、他に車は残ってなく一番最後でした。

今日の軌跡。やっとFieldAccessからカシミール3Dに反映できるようになりました!
ピストンなので赤い糸がひょろひょろしているようです。(^^)


断面図は天山だけです。こうして一つ一つ新しいことができるようになるのがとても嬉しい!!








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天山

2013-07-31 16:23:05 | 佐賀県の山
2013年 7月13日(土)天山 1046m

佐賀の天山は九州百名山の一つ。
天の山とは言うけれど、天に向かってそびえる山ではない。
ガイドブック等からも、標高差の少ないなだらかな山だと思っていた。
だから、たいして面白味も変化もない山かと、勝手に思っていた。
でもそれはとんだ間違い!
天山は素晴らしい山だった!心が天にも届くような山だった!
登る途中も、登ってからも、心は羽をつけたように、ふわふわと天に舞っていった。

七曲り峠コース。
車から下りた途端に、鳥たちの歌声が響く。
空の高いところから、さまざまの美しい声が耳に心地よい。
新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで、さあ、出発!

まずはこんもりとした道を行く。


埋もれてしまうほどの笹の中を進む


山々の美しい眺め…鳥のさえずりはずっとついてくる。


おーっ!佐賀平野が見える!その先は有明海!


山頂


山頂から見る佐賀平野、有明海、遠くには長崎雲仙。


一休みして、雨山に向かった。山の緑と遠くの青の色のコントラストにため息が出る。


青い岩が裂けたような足元は珍しかった。


あれが雨山


夏の花たち
オカトラノオ


アザミ




色鮮やかなヤマツツジ






ベニシジミもやってきた


これは?


てんとう虫ちゃん、こんにちは。


 天山山頂からは佐賀平野、その先の有明海、さらに遠くの雲仙まではっきりと見ることができた。
ずっと見ていると、自分が天照大御神にでもなったような気がしてきた(笑)
その昔、昔、神様はこの山頂から人々の平和を願っていたのかな。きっと今も神様は人々の幸せを願ってこの景色を見つめているに違いないわ。

もう一つ!
登山口で出会った男性は、何と82歳で146回目の天山登山だと話された。
若いころはもっといろいろな山に登っていたけどと、紳士然とした穏やかな話しぶりの方だった。
その方はかくしゃくたる足運びで、先を行っていた私たちは山頂付近で追いつかれてしまった。
驚いたなあ、うれしかったなあ。
82歳でも天山に登れるんだ!山を楽しむことができるんだ!
うれしいなあ。この先、何年も何年もまだまだ山に登りたいと思う。
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九千部山

2013-07-24 08:53:49 | 佐賀県の山
2013年 5月25日(土) 九千部山 848m

九千部山の山歩きはどんなだろう?
その昔、うち続く風水害を治めようと隆信という僧侶が願をかけ、一万巻のお経を読む途中、九千巻でこと切れてしまい、あわれに思った村人たちが祀ったという伝説の山。

しかし、しかし、参った、参った。降参です。
九千部山、嫌いかも。訳はメマトイ。メマトイ!

御手洗の滝駐車場から出発。
キャンプ場の脇を抜けて、御手洗の滝


水量豊かで木漏れ日もきれい。


木々の間をリズムよく歩く。道幅は広い。


石谷山(754m)近くのでっかい岩


山頂には電波塔


山頂気分としては味けない各テレビ局の電波塔


展望台からの眺めも電波塔


下山途中にはおもしろい木を見つけた。
ロープのようにぐるぐる巻きついている。何年かかって、どうやって巻きついたのだろう。


二匹の蛇が空を行くような黒肌の木


九千部山で見つけたヤマボウシ←コガクウツギ
後からこの写真を見て、九千部山登山のたった一つの救いかな~と思った。


なぜ、九千部山が嫌だったか…!
行き帰り、ずっと、ずっと、ずううううーっと小さな虫にまとわりつかれたからだ。
しかも顔の周りに。はらってもはらっても、ずっとついてくる。まるで目の前が虫のカーテンのようだ。立ち止まって払っても、顔の前を始終飛び回る。これでは景色どころではない。虫のおかげでよく見えないし、休憩も昼食もそこそこに早く山から下りて虫から解放されたかった。

調べてみると、「メマトイ」という小型のハエらしい。

どうしてちょろちょろ飛び回るかというと、動物の涙をなめたがっているからなんですね。動物の目の角膜には光をさえぎらないように血管が分布していません。そのため、角膜の細胞は血管によってではなく、涙によって栄養分を運ばれ生存しているわけです。つまり涙とは優秀な細胞培養液で栄養満点なんですね。メマトイは要するにこの涙を卵を栄養源にしているハエなのです。

だって!
おお、こわい!!
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