はいほー通信 短歌編

主に「題詠100首」参加を中心に、管理人中村が詠んだ短歌を掲載していきます。

一日一首

2012年04月05日 21時24分52秒 | 日詠短歌

2012/3/12(月)
   一日ほやん、としていた。「春眠暁を」には早いのだが。

 どきどきとむねがなる日は替え歌のようにきのうをとりかえようよ


3/13(火)
   代休日。里山公園には霜柱の跡。

 陽は冬に風は春にはきつすぎて朝に未熟な鶯の声


3/14(水)
   夜のブレーキランプは、意外にまぶしい。

 星の無いテントウムシが瞬いて右折レーンにつかまったまま


3/15(木)
   今朝は、窓の結露がすごかった。

 朝露のしずくの道の隙間からとぎれとぎれに匂う白梅


3/16(金)
   今の職場は三階。窓からプラットフォームが見える。

 〉開キマス〈 老若男女たまに犬ときどき綿毛 〈閉マリマス〉 無


3/17(土)
   ギター版「無伴奏チェロ組曲」(山下和仁)を久々に聴く。

 連なりの流れとなるを聴きながら雨に玩ばれる白梅


3/18(日)
   曇り空。部屋よりも外の方が暖かかった。

 襟巻きが壁に掛かったままの日は星の名前を呼び捨てにする