７月10日（月）、丹波市・多可町・西脇市（旧黒田庄町）の広域のし尿・汚泥処理施設である氷上多可衛生事務組合（南桃苑）の運営審議委員会が開催されました。
南桃苑運営審議委員会は、南桃園がお世話になっている地元の自治会役員(3自治会と1土地改良区)の皆さんと管理者・議会議員の事務組合関係者が集い、し尿・汚泥の処理実勢等の現状報告と施設見学、意見交換を行う場として、毎年この時期に開催されています。
南桃苑は、平成7年4月に稼働して、今年で28 年が経過しました。南桃苑建設に際しては、様々な意見がある中で旧山南町の地元の皆さんが受け入れていただいたことを、私も黒田庄町長の時に聞かされてきました。稼働後も、地元の皆さんの理解で順調に運営ができていると思っています。
運営審議会委員会では、令和4年度のし尿・汚泥の処理実績、搬入量の推移、放流水の測定結果、悪臭物質測定結果、工業薬品使用料の推移、肥料の利用実績等、地元の皆さんが関心のある事柄について資料に基づいて、事務局から説明がありました。
南桃苑を紹介するビデオ「美しい自然を守るために」を見た後、施設の見学を2班に分かれて行いました。私は、これまで何度も見学させていただいていますが、新たな気持ちで地元の皆さんと見学させていただきました。脱臭装置や汚泥脱水機、放流水等もしっかりと見ることができました。意見交換では、特に意見は出ませんでしたが、一緒に施設見学をする中で、懇意になることができたように思います。
事務局から、国道沿いの管理事務所を賃貸されていた丹波市森林組合が、今年10月末に移転されるとの報告がありました。管理事務所は、以前広域議会や事務所が置かれていた施設です。広域で建てられた大切な施設ですので、今後、新たな借り手（売却も含めて）を探す必要があると思います。
