フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

こう蒸し暑いと

2017-07-26 07:15:48 | Weblog

朝からこう蒸し暑いと何にもできない。シナモンのお茶を淹れて飲む。少しはやる気になるかなと。飲んでる時はやる気も出るけど飲み終わったらまたグダグダと崩れ落ちるようだ。気持ち悪い汗でベトベト。眼鏡も曇る。ああ遂に雨が降ってきた。これで幾分湿気も地に落ちるだろう。少し涼しい風が吹いてきた。僕はと言えば昨日からこの前テレビでやってた青木繁の絵の中で恋人だったフクダタネさんの肖像の模写をしている。青木繁といえば「海の幸」で有名な天才画家だが生前は名声を得ることなく天才ゆえの孤独な早世をした画家だがその青木が愛した女性がフクダタネ。よっぽど好きだったんでしょうね。青木の絵の中によく見られます。簡単なようでこれがなかなかむつかしい。目がね。その人を知ってないと描けない目なんだ。何度も描きなおすけどその目にならない。天才の絵をその通りに描き写すなんて癌作者の器用さをもってしないと出来ないよね。僕は内面模写だからなとブツブツ。あんまり描いては直すもんだから薄いスケッチブックの紙はボロボロになった。それでもその肖像には青春の輝きが見て取れるから惹かれて模写してみたくなるんだ。雨がやんでまた蒸し暑くなってきた。

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