フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

2012 last day

2012-12-31 09:03:17 | Weblog
太陽暦は365.2422日である。この端数矯正のため現行のグレゴリオ暦では1年を365日とし4で割り切れる年を閏年(366日)とし100で割り切れるがその商が4で割り切れない年を平年とした。わが国では太陰暦の明治5年12月2日の翌日を太陽暦(グレゴリオ暦)の明治6年(1873)1月1日とした。ということを近所に住むスミノフんちの暦博士から教えてもらった。実用200年というスーパーカレンダーもいただいた。200年も使えないのにロマンとはこういうものだろうと御歳84歳の博士の話を聞いた。子供のような目の輝きで200年を語るんだ。少々面食らった。ホラ吹きと研究者の違いが良く分かると思った。12月3日が正月になったとしたらあの頃から正月は初春ではなく冬だったんだと思った。明治の激変が今に至るか。2012年12月31日last day我思うことも多々ありましたけど世の流れに流されて掃除とかして暮れて行くようにいたしましょう。
本年のご愛読ありがとうございました。それでは皆様、よい明日をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。
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誰にも出さない年賀状

2012-12-30 21:04:48 | Weblog
ケイコフの入院している病院に行ってきました。今年最後のお見舞いです。以前ケイコフとコラボして俳画を作っていたんですけどそれを短冊に描き直して持って行ってやろうと思ったのが今回の動機です。マーチンに見せると椿の花は首から落ちるから病室には向かないと言われマーチンが池坊からもらって来たお正月の花を描けというので活けてある「葉牡丹」をスケッチした。このままでは面白くないのでケイコフの年賀状にとつかった「本年もよろしくお願いいたします」と書いてタイトルは英語が得意だったケイコフだからとA happy new year 2013とした。それで1枚、ハガキに印刷して病室に飾ってあげた
ケイコフは依然のままで命を保っているというのが驚異だとのことだが寝顔をみるとストレスもとれて穏やかな顔をしている。顔色もよく病室でなければどこが悪いんだろうとおもうばかりの感じだ。脳の人生は終わったけれど生の人生が始まったんだと思い直して僕らは生命を見守っている。さぁお正月の準備も終わったよ。と話しかけて病院を後にした
お正月の2日はケイコフの誕生日だから今度はケーキを持っていこうとマーチンと話している。
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猫が蒲団をとった

2012-12-29 09:18:16 | Weblog
猫の寝床には湯たんぽを入れてあげているのに夜中に二匹の猫が僕の蒲団に入ってくる。フィガロは潜り込んでウルーはよっぽど寒くないかぎり蒲団の上で寝る。潜り込んでこられると寝返りがうてなくて窮屈だが寝てしまえばわからない。足元で寝てるときは邪魔にならないが平気で僕の上で寝ようとするから女王様のウルーはやっかいだ。はじめは上で寝かしてやって後でおろす。寝てしまうと結構重い。それだからか夜中に寒いと思ったら蒲団をとられていることがある。ただし、猫は温い。湯たんぽ代わりになる。毛は抜けるけど最近は気にならない。人間は順応力が高いから。「狼少年になった気分さ」といつかマーチンに話したら「少年?」って言われた。どうせそうだよ「盗んだ診察券で受診する行き先は循環器科65の夜」という65の夜がもうすぐ現実になるんだ。「いつか父さんみたいに心不全、いつか母さんみたいに認知症で」だもんな。その前に人間はもっと謙虚に動物から生き方と逝き方を学ばなければいけないと思う。そうしないとみんな「ボケになろうよ」を口ずさむようになるよ。
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ヤマガラとメジロのレストラン

2012-12-28 09:05:23 | Weblog
ヤマガラとメジロのレストランとは山の畑の小屋のことだ。荷物を降ろして小屋の縁側でくつろいでいるとヤマガラが飛んできて近くの枝に止まりチーチーとうるさい。えさ台にひまわりの種をのせてやる。離れて見ているとひまわりの種をとって飛んでいく。「また来たよ」と言って下の段から蜜柑をちぎってきてこれも近くの枝に挿す。メジロの偵察員が確かめに来て仲間を呼ぶ。

なかなか用心深い。蜜柑の周りを取り囲んでいる。人がいるから蜜柑を啄ばむまではいきません。食べたそうな顔して枝を渡る。そんなメジロを見ながら人間様も昼飯を食う。

百姓メシは炭水化物が多いのだ。おかずは昨日スミノフからいただいた太刀魚。花梨のジャムと交換した上等の太刀魚。オリーブオイルで焼いて仏手柑で作った野菜ソースをかけただけのもの。この時期の太刀魚は旨いね。メロンパンは下のスーパーで移動販売が来てたから焼き立てを買ってきた。メジロを見ながらのランチは「なんと贅沢」の一言。そのうちメジロも我慢できないヤツが現れて蜜柑をついばみだす。そしたらオレも私もと二羽三羽が寄って来る。人が動けば飛んでいくんだけど動かなければ安心なのか寄って来る。
どっちがレストランの主かわからないけれど長閑です。一昨日のアルマジロで今日は腰が痛いけど。
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今日はアルマジロ

2012-12-27 09:15:41 | Weblog
お城の近くの原っぱになんか見たこと在るものが転がっていた。ありゃナンダと思って近づくとナントナント風に吹かれて飛んできたカリンじゃないか。見た感じ落ちてからそんなに時間は経ってないみたい。それも2個もある。おいしいジャムが頭をよぎる「いただき」とばかり何にも考えずに枯れ草の原っぱへ。無事カリンを拾って道に戻ってきて実を確かめてたら「ゲーッ」この日は、運悪く毛糸のセーターにダウンベスト。下はブレークスにレギング。ナントその原っぱは、「ぬすびとはぎ」の原っぱだったんだ。靴紐から始まって全身ぬすびとはぎダラケ。「オレはアルマジロか」というくらいの状態。公園の意ベンチに座って「がまんがまん」と気を落ち着かせて一個ずつ取っていると行き交う人が怪訝そうに見て行く。今どきこんなにくっつき虫をつけるヤツはいないだろうから。そういえば子供の頃くっつきむしにやられてヤマアラシ見たいいなったことがあったなナンテこと思い出して、あのとき周りにいた友達は退いたんだよな。あのときから友達なんて信じていないんだ。オレは一人でやって来た。そうだそうだとまたひとつぬすびとはぎをはずしているとバジルが通りかかって「こんなとこで何してるの?」人がアルマジロ状態になっているのを見て「バカじゃない。帰ろう」とスタスタと行ってしまった。「人の難儀を見て手を差し伸べようと思わないのかキミは」とブツブツ。「絶対あいつは何かが欠落してるんだ」とブツブツ。また小さい時の同級生の顔を思い出して「あいつ探し出してぶっ飛ばしてやろう」なんて八つ当たり。とうとう1時間半もかかって全部のけた。まいったな。「幸せの峰の向こうには大きな深い不幸の谷間がある」とはファニーヒルの言葉か
人間アルマジロ変身。
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昨日は蜜柑をちぎって

2012-12-26 08:56:51 | Weblog
山の畑で蜜柑をちぎっていた。原種の蜜柑で「和蜜柑」というのかな。自分の背丈よりほんの少し高い木に鈴なりというか驚くほど実をつけているんだ。霜が降りる前に収穫をと言われていたんだけど何しろグウタラ農業なんだからダラダラと霜が降りてからになってしまいました。これが結構疲れるんだ。固い皮の蜜柑なのに鳥がつっついて穴を開けてるから驚く。食欲とは可能性なのか。周りの山を見ると枯れた梢がゆれて木枯らしかとつぶやく。「あっ雪雲かな」と遠くの空を見て手をこすりあわせる。あと何日で今年も終わるかと年取った農夫のように腰を伸ばしながら言う。グウタラ農業のいいところは、いつでもベテラン農夫の真似をしてほくそえむ舞台が揃っていることだ。これで継ぎだらけの野良着があればいうことないんだけど。まるでミレーの世界さここは。
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クリスマスプレゼント

2012-12-25 09:38:34 | Weblog
クリスマスプレゼントをもらった。なぜかレトロな箒だった。いまどき棕櫚でできた箒だ。小学校のとき使った記憶がある。勿論学校で。懐かしいのではあるがこんな大きな箒を家でどうやって使うかだ。毎年のことだから驚かないがサンタさん頼むよ。だからといってはなんだけど自分で自分に買ったクリスマスプレゼントは6号の絵筆だ。コリンスキーと言いながら店には入ったんだけどあれやこれや買ううちに段々予算がなくなってセーブルになった。まぁいいか。とニコニコしながら帰ってきた。早速使ってみるとなんと描きやすいこと。コリンスキーならもっと描き易いのかななんて想像をたくましくしながら来年の楽しみにとっておくことにした。眠っているケイコフにクリスマスカードを贈ろうとメッセージを書きながらふと頭にひらめいた。この箒は、今年の悪かったことを掃き清めよという意味なのかと。ハイハイ分かりましたよサンタさん。来年は考えなくてもいいものをね!
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クリスマスプレゼント

2012-12-24 08:46:27 | Weblog
近くの公園に花梨の木が一本あって高い高い枝に4個の花梨の実がなっていました。あんなトゲトゲの花梨の木なんかわざわざ公園に植えたりしませんから鳥のフンが落ちてその中のタネが育ったんではないでしょうか。と勝手に思っているんですがまだ熟さないのかなと毎日楽しみにその傍を通ってました。そしたらある日、木を見上げたら4個のうち3個がありません。熟して落ちて誰かが拾って行ったんでしょう。草むらを探したけど見当たりません。残念。あれほど注意してたのに。出遅れたとくやしがることしきり。でも自分以外に花梨に関心がある人がいるんだと思うと少し嬉しい。残りの1個は絶対僕の目の前で落ちますようにと祈った。それは、寒気が入ってきた昨日の夕方のことです。貧しい老人の一日の糧にと気の早いサンタクロースが思ってくれたんでしょうか。花梨の木の下を通りかかると木の中ごろの股に引っ掛かって花梨の実が落ちていました。「おう、オレを待っていてくれたのか」と俄然強気になって手を伸ばしたけど届きません。木は細くてトゲがあるから登れません。背伸びしたら腰が痛い。さてさてどうしたもんかと悩んでいたが「とらずに置いておいてわたーしの花梨」とあせる気持ちを抑えて家に帰り登山用のステッキを持ち出して一目散。まだ待っていてくれた花梨の尻をポンとついて青い空に黄色いボールが飛んだような花梨をゲットしました。クリスマスプレゼントだといいきかせて。とても幸せな気分で帰りました。だから自分も誰かにクリスマスプレゼント渡さなくっちゃと思いました。
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つるし柿

2012-12-23 11:26:27 | Weblog
軒先でつるし柿を作っています。ただ干しとけばいいのかと思っていたらそうではなく固くならないようにある程度乾燥してきたら揉んでやるんだってね。知らなかった。乾燥して相当固くなってたけどまだ間に合うかと揉んでやった。まぁなんとか間に合ったという感じかな。道の駅でつるし柿用に皮をむいて売ってた渋柿を買ってきてつるしているんだけど振り分けて順番に掛けていったら1こあまった。なんで奇数なんだといったら1個ずつ掛けていくものだからとも聞いた。めんどうくさいので1個は紐につるして物干し竿にしばった。柿どうしがあたらないようにずらして干すということも習った。食べ物一つ作るのも大変なんだと思った。のんびり温泉にでもつかってぼぅーっとしていたいよね。カピバラのように。

柚子湯か・・・・・。田舎の湯、ジジイとババァが入ってる・・・とかなんとかの詩があったよね。疲れてるのかなやたらとのんびりしたい気分だ。
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クリスマスカード

2012-12-22 09:49:59 | Weblog
クリスマスカードを作っています。小さい子を連れて姪っ子だの甥っ子だのが我が家でクリスマスパーティをやるってもんだから。クリスマスくらいは静かにいたいもんだけど。例えば
   深夜あなたはそこにいて
   私はなぜかここにいる
とかの詩を読んでホワイトクリスマスなど楽しんでみたいものをなんでいつも騒がしいクリスマスなんだろ。でも小さな子供たちが楽しみにしてるからサンタさんではないけれどほんの小さなプレゼントにカードくらいはつけてあげないとと作っている。今回はどんなホラ話してやろうかななんて思いながら。
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