フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

そろそろ自転車か

2013-01-31 08:52:05 | Weblog
ケイコフは以前より目を開ける回数が増えて目玉を動かすようになっていた。生きてるというのは在る意味哀しいもので前にはまったくなかったシミが顔に少し出てきていた。腕は筋肉が萎えて皺だらけだし皮膚は乾燥してガサガサだった。あのとき亡くなっていたらきれいな人で逝けたものをと思うのでしょうか。人は直前のイメージしか持たないものだからシミでシワシワでカサカサと捉えるのでしょうね。本人の意思と希望ではないのだけど。でも息をしてるとしてないのとでは天と地ほどの隔たりがあって自分勝手な思いだけどシミも皺もカサカサもどうでもいい。鼻を天向けてブタバナとか頭にスタンガン当てたら気づくんじゃないかとか生きてるからぬくもりがある話ができるんだから。
西から帰ってきた時ちょうど友達が自転車のホイールとタイヤを持ってきてくれた。つまり前輪と後輪だ。シクノクロスだと言ってたけど。そろそろ組み立ててマイ自転車に乗ってみるかな。その前に腰が大丈夫かも試してみないといけないけど。今日もぐうたら畑に出かけて腰を鍛えてくるか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西へ行く歌

2013-01-30 08:25:04 | Weblog
今日はケイコフの見舞いに西へ行く。西へ行く時は西行ということで歌を一首詠むことにしている。昨日山の畑へ行ったとき一番先にメジロが迎えてくれた。光は春の訪れをつげているようだ。そのとき春になればケイコフも冬眠から覚めて・・・・と願いながら詠んだ歌。
 「鳥は啼き 光はあふれ 花は咲く 共にむかへよ 喜びの春」

それでは行って来ます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅オバサン

2013-01-29 09:41:29 | Weblog
公園で半満開の梅の花を見上げてたら赤いダウンに黒いベレーを被ったおばさんが寄って来て一緒に梅を見た。

「ちょっと花が開きすぎたね」と言うと「開いたのがえいがよね」と言った。シューズとスラックスを見て驚いた。アウトドア仕立てでしかもセミプロ仕様こいつは只者じゃないぞと思ってたら「息子がね海外で暮らしたらって言うけどやっぱり家とか景色とか日本がえいぞね」と海外体験を話してくれた。「その中でも高知がえいね食べるものは一番おいしいしすぐに自然に飛び出せるろう」「最近は高知の山ばっかり。今はね滝が氷っちゅうろう。見るがが楽しみ」「サルも鹿もイノシシも見るけど人見ても逃げんぞね」「うちの畑もイノシシが来てね泥んこ遊びして行く」と畑の説明をすると興味深そうに聞く。

「けんど梅が咲いちょってよかった。市役所に主人と一緒に来たけんどさっき喧嘩して一人だけで梅見に来たがもう咲いちゅうろうと思うて・・ははは」「どこかの山で会うかもしれないね そのときはよろしく」と言うと「山へ行きますか。また会いましょう」って手を振ってくれた。高知は元気なおばさんが多いんだ。山ガールよりずっとパワーがあるって感じ。きっと春になれば山菜摘みなんかで出会うんじゃないかな。その時はお茶でも振舞おう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松ぼっくり小父さん

2013-01-28 08:55:34 | Weblog
pine coneというのだろうか最近下を見て松ぼっくりばかり探して歩いているから紅梅が咲いたのも知らなかった。久しぶりに上を見たら梅の花がいっぱい咲いていた。ここは日当たりがいいからかな。まだ寒の内だが春を感じさせるね。そろそろ弁当移動隊が活動する時期だな。松ぼっくりはねなんでも着火剤として利用できるというので山の畑で焼肉ややき魚なんかする時にいいかもと思って落ちているものを拾っているんだ。松脂っていうくらいだから燃えやすいだろうと思っている。いつもお弁当を持って行くからまだ火を熾したことがないので使ってないがこのあいだから拾って歩くようになった。だから下ばかりみて歩いている。松ノ木がないところでも。おかしいけどね。生活習慣になったのかな
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎧を固める

2013-01-27 09:47:46 | Weblog
アルジェの人質事件の結末を見て日本の平和的解決が世界基準となっていれば人命は助かったかもしれないと強く思った。よくレベルの高い人が理解されずレベルの低い人の意見に振り回されるというのは世の常だけど変革と保守の差はなかなか埋められない。テロには屈しないというのと平和的外交で相互理解というのとどちらが分かりやすいかを見てもわかる。やられた、やられないためにも鎧を固めるというのも理解しやすい。だが待てよと理性が訴える。ここが大事だ。無念に散った人質の人たちが復讐を願っただろうかと。
平和と正義を願っているんじゃないかと。僕らは土台が間違っているんじゃないかとこの頃思う。考えてみればいまだに武士道の基本に立って物事を判断している。礼儀とか躾とか立ち居振る舞いとか賞賛されるものも多いけどすべて武の上で成り立っているんだ。これって武力が基本の世界情勢と何ら変わらない。それで抑止力なんて平和なんてちゃんちゃらおかしい。武って戦って守ることが基本だもの。戦わず守る方法ってあるはずだよ。ガンジーは昔無抵抗主義を唱えた。先駆者はいやレベルの高い人はどの世界でもいるんだそれを今日本は唱えることができる。世界に発信することができるのに自民党政権は後戻りして鎧を固めようとしている。それはそれで分かりやすいのだが世界のリーダーが持つ理論や方法ではない。日本の平和外交をいまこそ世界へ発信せよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再生

2013-01-26 09:51:55 | Weblog
ニューヨークタイムズを読んだが日本のことなんか載っていない。中国が2つとインドとパキスタン。アベノミクスだ何だかんだと言っても日本ノミダケの発信力しかない。ドイツや韓国に文句言われて円安もうまくいかないだろう。IMFから文句言われて財政出動、成長戦略、金融緩和の三本の矢も折れるだろう。経済政策より財政改革を世界は望んでいるんだから世界の潮流が読めないとまた世界の孤児になってしまうだろう。それほど世界は期待していないことも新聞の扱いでわかるのだが日本の場合表が騒がしい時は裏で何をしてるかが問題だから気をつけないと再生はない。再生と言えば再生医療はすさまじい進歩だね。日本はこれも薬事法という古い法律のため世界のスピードについていけないけどその分安全ではある。特許をどこが取るかはぬきにして(中国に取られたら世界は困るのだけど)幹細胞からクスリのほうに再生医療は動いているんだってね。もちろん単独では効果がない重篤な患者もいるけど集中投与で脳梗塞で意識がない人が回復し現場復帰を果たしたというじゃない日本の実験でだ。副作用なしだって。そんな凄いクスリ開発してるんだよ日本人は。あとは許可とかの法律とクスリビジネスの暗躍があってからの一般使用となるらしいけど2~3年後にはiPS細胞を含め凄いことに再生医療はなるだろう。いまのところ日本が最先端を走っているとのことだが守れるか日本ブランドというとこか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルジェでの犬死

2013-01-25 08:42:27 | Weblog
優秀な日本人がアルジェでのイスラム過激派による人質事件で10名犠牲となった。犬死とも言える形で。イギリス人、フランス人、日本人がターゲットだったらしいがアルジェ政府の言い分によれば「テロに屈しなかったアルジェリア軍は英雄だ」とのことだが救出作戦にロシア流で臨んだからこんなにも犠牲者がでた。ヘリコプターから無差別に掃射したというからテロでなくなったのか救出で撃たれたのか真相はわからない。古代ここはフェニキアがあったところだから紛争は絶えなかったところだけど地中海に面し肥沃な大地であったことも事実だ。フランスの植民地としてあったからフランスに近いのかなと思ったらロシアが内部に入り込んでいたんだね。多分武器の取引だろう。それにしてもSEALのOBが2人も人質側にいて撃たれているからテロ側にやられたとしたらテロ側のレベルが相当高いのだろうけど掃射でやられていたとしたら泣くに泣けないね。せっかくいろいろな思いでアフリカくんだりまで働きに行った日本人の意義を伝える為にも彼らの死を犬死のままにしたくないね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

異常国

2013-01-24 08:52:10 | Weblog
アルジェでの人質事件で日本の自衛隊は救出に行けなかった。法律で行けない事になっているという。アフリカには駐在大使もいないという。それでいて今後の市場だということで進出している企業は451社。セキュリティは外国の警備会社に委ねているんだろうか。
国民を守れない国、退職金を減らすと言った途端に学期途中でも駆け込み退職していく教師や警察官の公務員。国が赤字なのに退職金やボーナスが支給されること自体がおかしいとオレは思うのだけど。子供だから仕方がないけど論点がずれたまま自分たちのことしか言わない体罰があった学校の生徒。死んだ生徒のこと考えないのかな。親が問題の教師を刑事訴追したという。これが世間の常識だと俺は思うけど。物価上昇指標2%だって。バブルの時でさえ1.何%だったのに。金を刷れるだけ刷ってどうするというの?現状維持で。それより民主党がやろうとしてやれなかった無駄の削減と公務員改革、議員定数削減の実施だろう?実体のないペーパーバブルを作ってどうするんだろう。規制規制で新しい参入を認めてない体制だから日本企業は脱皮できず日本ブランドはもはや死後なんだから体制改革をしなくてはいけないのに原発の安全のためにとかにまた税金を使おうとする政府自民党。原発の是非を問う県民投票の実施を否決する県議会。その理由が専門家でない者の単純多数決は認められないとのこと。自分達の職を守るための詭弁。よしんば100歩譲って議会が専門家としたらその専門家が安全神話を作ってきたという責任をどうとってくれるんだろう。いままで誰も責任をとっていないこの国は。まるで異常国だね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蝋梅

2013-01-23 18:18:24 | Weblog
今日は私の62歳の誕生日です。生れ落ちて7歩歩き右手を天に突き上げ「天上天下唯我独尊」と言ったとか。ずっと昔に同じことを言った人が一人いたとか聞いております。不思議なことが世の中には多いものです。といいましても朝起きて腰が痛くしばらく動けず。ようやく動けだしたと思ったら猫の糞の始末を皮切りに犬の散歩やら餌やりやらとお世話係となっております。それでも山の畑に出かけたら蝋梅が咲いていい香りで迎えてくれました。

僕の好きなharrodsのセットが届いた気分です。いまやカタールに買収されたイギリスのデパートなんですけどクマちゃんが可愛いのです。

夜にはみんなが集まってケーキで祝ってくれました。

このケーキがウエディングのところに頼んだというものでナイフカットのような雰囲気でしたけどケーキ屋さんのものより豪華で甘さ控えめで美味かったです。プレゼントはみんなアウトドア用品でした。やはりアウトドアのイメージが強いのでしょう。なかなか文人とは見てくれません。喜ぶべきかと悩む62歳です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山小屋日記

2013-01-22 19:45:49 | Weblog
「わたしの山小屋日記」という本の秋編を読んでいます。著者は動物学者の今泉吉晴さんソローのように森に入り畑を耕しながら小さな森の動物たちの観察をしている人だ。

秋に熟す胡桃やハシバミの木の実はリスやアカネズミなど堅い殻をあけることができる動物達の特別の食べ物です。なぜ特別の食べ物かと言うと動物はただ食べるだけでなく実を地中に埋めて蓄え春になると生き残った一部の実が芽を出すからです。木の実をとってもそれらの木を増やしていくことになり植物と調和を保ちながら共生しています・・・・。なんて心優しい文章で森の小さな生き物の生態が綴られています。この視点、いま世界に必要だと思いませんか。共生っていい言葉ですよね。アルジェで無残に殺された人たち。人は共生ってできないんでしょうか。日本だけでしょう?本気で人命尊重って言ってるのは?これって間違いですか?僕は間違っていないと思いますよ。なんでも十把一絡げに荒くたい解決をすることだけが唯一の方法だとは思いません。平和ボケ日本と言われようといいじゃないですかRespect for human life日本のやり方が世界基準になることを願います。まだ日本は自然との共生って部分を持っているからね。それにしても自民になってからフクシマは消えてなくなり原発の再稼動は当たり前となり原発の安全性確保のためになんて話が大手を振って歩いているがこれって彼らがやって来た「安全神話」の復活でしょうか?原発に安全はないんだからさっさと切り替えるべきだろう安全な再生エネルギーにそして自然と共生できる風土を取り戻そうよ。小さな命を見守る視点をなくさないよにしよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする