息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

パチンコ店にATM

2009年11月12日 22時02分47秒 | こんなもの いらない
「各地のパチンコホール内に銀行ATM(現金自動払出機)を設置する動きがすすんでいます。試行段階にもかかわらず、すでに設置数は130ホール(10日現在)。近く関東に100台、関西に50台の計150台にまで拡大する予定です。「射幸心をあおる」「規制すべきだ」という批判が広がっています。
ATM設置をすすめているのは、ATM運用会社の「トラストネットワークス」社(東京・中央区、竹村理社長、資本金8億8700万円)。コンビニ店などに設置されたATMとは違い、その店のパチンコ客だけを対象にしたATMです。

 同社側がパチンコ店内ATMのシステムをホール業界の団体である全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)に提案したのは2006年7月です。

 全日遊連では、業界健全化のための自主規制として、ホール敷地内でのサラ金業者の営業やATMの設置を禁止することを内規で定めており、提案にたいしては強い懸念も出されたといいます。

 結局、客の「のめりこみ」防止策として、1人1日3万円を上限とし、現金の借り入れ機能もつけないこととしたうえ、07年10月から東京と神奈川の10店舗で試行してきました。

 トラスト社は本紙の取材に、1年間余の試行期間中に「クレームは1件もなく、問題なかった」としたうえ、「近く150ホールまで拡大する。実績や社会的なイメージなどを勘案したうえ、今後の事業展開を検討する」と答えています。

 しかし、業界関係者は「手持ちの金をすった客が、冷静になる間も無くパチンコ店内で預金を引き出し、深みにはまるのではないか」「客の1回あたりに使う金は平均でも1万円程度で、3万円も使えば明らかな『のめりこみ』だ」と、同システムを批判しています。

 このATMシステムには三菱東京UFJなどの三大メガバンクやゆうちょ銀行をはじめ、国内のほとんどの金融機関が接続しています。

 金融庁監督局は「ATMの設置場所について届け出などは必要ないが、銀行法上の『顧客の利便』に反するようなことがあれば注視していきたい」と話しています。

 全日遊連広報の話 「のめりこみとセキュリティーの点でシステムが適正なものになるようにしていきたい。 」 」
                   (しんぶん赤旗)

※パチンコで家を無くした、パチンコで妻が去ったという話は聞いても、パチンコで家を建てた、借金を完済したという話は聞いたことなし。
 私もパチンコは嫌いではないが、手持ちがなくなりあきらめたり、店外に出て、コンビニのATMで預金をおろす惨めさもあっての「ギャンブル」
 その歯止めがなくなるというだけでも、「深みにはまる」ことが、より日常化していくことだろう。
 これは、いらない。

 便利と幸福とは両立しない典型である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寸評ではなく「寸足らず評」に

2009年11月12日 01時19分56秒 | こんなもの いらない
「 〈身体髪膚これを父母に受く。あえて 毀傷 ( きしょう ) せざるは孝の始めなり〉――中国の古典・孝経にある◆われわれの身体は髪の一筋、皮膚の一片にいたるまで父母からもらった大切なものだから、身を慎み少しも傷つけないようにすることが、親孝行の第一歩だ◆美容整形で自分の顔を変えてまで逃げ回る愚か者はこの親孝行のイロハも知らないのだろう。自分を傷つけるどころか、英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさんの死体を遺棄した容疑で指名手配されていたI容疑者のこと◆そのとびきりの親不孝者が大阪から沖縄へ高飛びしようとしているところをフェリー会社から通報され警察に逮捕された。天網 恢々 ( かいかい ) 疎にして漏らさず◆策士策に 溺 ( おぼ ) れた感もある。美容整形を重ね過ぎてシッポをつかまれた。元の手配写真では逃げ続けられたのに、整形後の新しい写真が手配され天網にかかった◆「すべてを話して罪を償ってほしい」と容疑者の父。「今は話したくない」と容疑者。これ以上、親不孝を重ねるなと言いたい。 」
                (11月11日付 よみうり寸評)
 ※これも「容疑者」でありながら実名で書かれていたため、それをIに書き換えました。

 ときおりこのような「こじつけ文章」に出くわします。「親からもらった肉体は大切にしなさい」という教えが、この筆者では「整形などするから捕まったのだ」「この親不孝者め」という現実的な「処方箋」にまで、成り下がって書かれています。なにか「古典」で探し、調べたことを、無理矢理に今回の事件に当てはめたもの。
 たしかにこの筆者は、知識もあるだろうし、文章もうまいに違いないが、「技に溺れてしまった」印象があります。
 こんな駄文も、新聞といえども、たくさん登場するものなのです。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする