「89年11月、オウム真理教の活動を批判し、不正を法的に追及していた坂本堤弁護士(当時33)と妻の都子さん、長男龍彦ちゃん(当時1)が、自宅に押し入った教団幹部らに殺害された。3人の遺体は95年9月に富山県などの山中で見つかった。殺害は元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の指示によるものだった。松本死刑囚はこの事件のほか、同年の地下鉄サリン事件などで殺人罪などに問われ、06年に死刑が確定した。」
昔、予備校の先生が、「海外では、宗教の違いでも、人を殺し合う。その点、なんでもあいまいに受け入れる日本では、そんなことはありえない」といった話を聞いて、「ふーん、けっこう日本て、寛容で安全な国なんだ」と、感服した覚えがあります。
その真偽はともかくとして、一般的には、この話と同じような認識が流布していたことは、疑いのないことでしょう。
しかし、「そうでもないぞ」といったことを、このごろになって感じるようになってきました。
その「転換」の背景の1つは、上記の「オウム真理教」の一連の事件です。サリン事件、坂本弁護士とその家族を「殲滅」した事件でした。
宗教云々というよりも、かつての連合赤軍のような「組織防衛のためには手段を選ばず」の側面が強かったのでしょうが、それが真理教の教義に照らし合わせて、正当化されていたことに、当時、驚愕したことを思い出します。
あれから、もう20年も経つのですね。
昔、予備校の先生が、「海外では、宗教の違いでも、人を殺し合う。その点、なんでもあいまいに受け入れる日本では、そんなことはありえない」といった話を聞いて、「ふーん、けっこう日本て、寛容で安全な国なんだ」と、感服した覚えがあります。
その真偽はともかくとして、一般的には、この話と同じような認識が流布していたことは、疑いのないことでしょう。
しかし、「そうでもないぞ」といったことを、このごろになって感じるようになってきました。
その「転換」の背景の1つは、上記の「オウム真理教」の一連の事件です。サリン事件、坂本弁護士とその家族を「殲滅」した事件でした。
宗教云々というよりも、かつての連合赤軍のような「組織防衛のためには手段を選ばず」の側面が強かったのでしょうが、それが真理教の教義に照らし合わせて、正当化されていたことに、当時、驚愕したことを思い出します。
あれから、もう20年も経つのですね。