つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

頓着・頓智を利かす

2017-12-07 | Weblog
善い人には善い人が集まり、
悪い人には悪い人が集まる。
これは世の道理である。
この一事が万事に繋がっているために、
物事の先行きが見えてくる。
事物はよく手入れされて努力に報いる。
直ぐにというわけでもなく後にというのでもなく報いる。
思い入れに応じるのは自分自身に由る。
精一杯は精一杯という錯覚に陥ってはならない。
兎角人は曖昧なものだ。いかがなものかと憂えて奏す。
兎にも角にも心を配りて叶うものである。
案ずるより産むが易しと言われるように、
案じてこそ安心を得ることを間違うな。
どん底は頂点の化生、見たものを信じてはならない。
ただ感謝を持って与ることを思うもの、頂点となる。
それを信じる。

足りないものを補うために現れるとして苦しみを見る。
だから、足るを知ることである。
望まないものに心を向けずに、望むことに心を配れば、
その識は意に沿うものとなる。
たとえて、
病となって、病を真剣に思ってはならない。
真剣に思えば、病が生き活きとなってきて絶対化され、病に侵されていく。
病は気からというように、気にしないことが肝要である。
兎角人は一般に、「とわ言っても」と常識に囚われる。
してその果は、「とわ言っても」に準じてしまう。
求めていないのに求めてしまい、求めていない果が現れる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする