３月が来ると思うこと。

「日にちぐすり」という言葉がある。
時がたつことが
何かを癒してくれるという意味かと思う。

つらいこととか
自分では消化しきれない出来事とか
そういうときに
この言葉を思い出していた。

忍耐力がない自分にとって
「時間」を味方にすることは
苦手だった。

歳をとることって
わるくない。
白黒はっきりさせるだけが
いいことじゃあないということを知るのだ。

３月１１日

信州マルスをはじめて知る。

友人からウイスキーが届いた。
開店記念日のお祝いとのこと。
限定生産でもう手に入らないらしい。
５７％の度数のウイスキー

そっと口に含む。
ほんとにちょっぴりだけね。
だって５７％なのですから。

（・・・！！）
飲んだことのない味と香り。
これが　ピートなのね。
これがシングルモルトなのね。
（あまりわかっていない）


素晴らしい味わいでした。
余韻がなんとも深いというか。

もったいないので
大事に大事に飲みます。

孤独が成長させるんだ。

春、卒業の季節。
３年間、いろいろあっただろうけれど
新しい旅立ちです。

思い出すね～。
自分の旅立ちの日のことを。
見送りに来た母は泣いていた。
あのころから涙もろい。

わたしは名古屋の学校だった
親戚もいない。
学校の友達もみんな関東方面に行った。
だから
まったくのひとりぼっち

友達ができるまでのさびしさとか
ひとり暮らしの心細さとか
はっきり思い出せる。

一番思い出すのは

名古屋の味噌汁は黒かった。
八丁みそだから。
慣れたら美味しい。
なんでも量が多くて安くてうまくて。
味噌カツとか　手羽先とか　台湾ラーメンとか・・
食べ物のことばかりです
名古屋だから　喫茶店が好きになったんだ、きっと。

「親切だけが 人を動かす」 らしい。

去年の秋にipodを落として表面のガラスにクラッシュが。
仕事が終わるとこれで落語を聴くのが楽しみなので大ショック。
この袋にいれて首からぶら下げていたんだけど
おんなじような模様になってしまった。



大慌てでサランラップを巻いた。
（うんうん、使えるじゃん）ラッキー！
古くなるとまた新しいラップを慎重に巻く。
むかし　油ギッシュな中華料理屋の
テレビのリモコンにこういうラップ巻があったような気がする。

そんなこんなで数カ月が過ぎた。

「保護フィルム」というのがあるらしい。

大きな電気店に行ったら
この型はもう古くて無いという。

あきらめきれずにもう１件行ってみた。
親切にいろいろ探してくれて
残念そうに
「この型はもうないんですが・・
今のタイプのが少し大きいので
上を方を切ったら大丈夫ですよ。」
とアドバイスをしてくれた。

（ありがとう、これからはお宅を贔屓にするよ）
心の中でつぶやいた。