眠れぬままに夜が明ける。
結香の言葉を散りばめて書いた俺なりの志望動機書は亜里と由梨香(ともに津高1年)によってクソミソにけなされた。
中学生の女の子はこんなフレーズは使いません!ときたもんだ。
再び、女の子の気分になって深夜まで書き直し。
昨日から『GO』を2回読み返す。
颯太と二人だけでやってる『悩む力』の読書会の影響があったかもしれぬ。
ともに「在日」が著者だ。
アイデンティティの存在すらに意識が働かない平和な日本人を自覚する。
しかし、アイデンティティがあろうがなかろうが目の前に山積のやっかいごとは何も変わりはしない。
俺こそが『GO』だよ、ほんま。
奥さんとドライヴがてら松阪まで。
松阪中部の後期中間試験の一日目が終わった。
昼頃には家に帰っているはず・・・ピックアップのショートサーキットだ。
午後1時、砂保と星哉をエスティマに乗せて久居へ戻る。
いつもは対面の車が少ない道だが、昼間は徐行徐行の連続。
田舎道の幹線道、走りにくい。
明日の二日目は国語と英語。
国語は何度も何度も他の中学の過去問をこなしてきた。
覚えれば点が叩ける・・・それがなかなか覚えられない、そんな日々だった。
それでも国語はなんとか見れるようにはなった。
400点の趨勢を握るのは英語。
今夜も俺が送ることになる。