静かな週末だ。
振り続ける雨がその感を一層強めてくれる。
昨日はやたら疲れた。
今日はその轍を踏まないように、生徒たちには申し訳ないが午後から少しまどろんだ。
それもあってか、今夜はいつもに比べ気分がまし。
朝から砂保と星哉が勉強している。
明日から後期中間試験が始まる。
期末同様に9教科。
今回の成績を踏まえたうえで前期試験の内申が決定する。
依然として記憶するという行為は皮膚感覚までは馴染んでいない。
その意味で中1と中2の腹筋は大切だ。
ただ、400点取る可能性を感じさせる域には達した。
あとは神様が微笑んでくれるいくつかの幸運、これがあれが念願の400点越えはありうる。
400点取れなかったら、谷の結婚式には出ない・・・その程度の覚悟はある。
そんな場合は橋本ドクターを代打ちにでも頼もうか。
颯太のお母さんから借りてきた『刑事たちの夏』(久間十義)は読み終えた。
手持ち無沙汰も手伝い、アキラの親父が大好きな『GO』(金城一紀)を久しぶりに読み返す。
アキラの親父は、今年続けざまにマラソンに出場した。
それも5kmを20分台前半で走ってだ。
かつて陸上自衛隊でならした征希が言ってたっけ、「50歳過ぎてあのタイム、化け物でっせ」
アキラの親父、存外『GO』の主人公のような親父を目指しているのかもしれない。