朝から延々と仕事が続く。写真は撮れないままに夕方になり星河(29期生・三重大学工学部4年)がやって来る。
「ちゃんと選挙に行ってきましたよ」
俺は午後3時から2階で授業。
訳してることが多いが、折に触れて当ててみる。vulnerable の英単語の意味を聞いたが誰も答えられず・・・この時期にきて、やばいよな。
私立の開戦まであと3か月だ。
その女の子を始めて見たとき、俺は自分が祖父になったような気がした。それまでは自分の息子のように、自分の娘のように生徒たちを眺めていたのだが、その時ばかりはなぜか「じいさんは孫をこんな気持ちで見るのかな」と思った。あれから5年ちょっとが過ぎた。彼女は今日、机を掃除してから挨拶に来た。
まだ小論文と面接は残っているが、よほどのことがない限りは合格するそうだ。
もっともっと言いたいことがあったはずだが、間の抜けたことしか言えなかったような気がする。また会うこともあるはず。お母さんも「娘で役に立つようなら、なんなりとさせてやってください」 ・・・ありがたい、いつでもいいけど水曜日と金曜日は本当に手が足らなくて困っている。落ち着いたらでいい、来てくれるとありがたい。
・・・33期生の一人の仕事が終わった。